5.魔王の遺言
単純にサボってて投稿遅れました。
すいませんm(_ _)m
「吸血鬼よ…オマエに伝え…ねばならぬ…こと…が…ある」
「なんだ?言ってみろ」
「俺は…オマエと…同じ…転生…者…だ」
「……」
「詳しくは…奥の部屋の…水晶を………」
「おう」
「お前の手で、介錯…して…くれぬか?」
「わかったよ」
僕は日本刀を手に取り、魔王を斬った。
(まぁ見にいくかな)
奥の部屋の水晶は魔力を流し込むことで閲覧(というか聞くことが)できた。
『我を倒したものよ、オマエが勇者か誰だか知らないが、これだけは言っておこうと思う。
…我は異世界から来た日本人だ。
神とやらが我に【使命】と【全ての力】と【使命による呪縛】を与えた。そのせいで、幾千もの罪の無き民を死なせてしまった。そんなこと、もう止めにしたかった。だから、こんな我を救ってくれたことに感謝する。
我が先ほど言った【全ての力】だが、それは詳しく言うと神の力だ。我にはそれを制御出来なかった。だから、その【力】をオマエに託す。そして、我のような次の犠牲者が出ぬように、その神々を駆除してほしい。
伝えたいことは、以上だ。改めて感謝する』
[スキル【神】を手に入れました]
[神に進化しました]
[神に進化したことにより、スキル【全知】の【自律意思】が使用できます]
[【世界の座標】を手に入れました]
[【空間支配】により、異世界及び地球への転移が可能になりました]
[【言語魔法】が使用可能になりました]
『始めまして御主人様』
……!?
誰だ!?どこに居る?
『【全知】ですよ?』
「なるほどそういうことか?」
『因みに、魔王を斬った日本刀、面白い進化をしてますよ。(まぁ、やったの私ですけど)ボソッ』
「何か不吉な事が聞こえた気もするが、確認するか」
魔刀:裂姫
特技:斬った相手の痛み・悲しみ・恨み・怒り・哀れみなど、主に負の感情を喰らい、
切れ味や耐久性を上昇させる。
創造主の特性と似通い、斬った相手の血を吸い取り、切れ味を上昇させ、
御主人様に、癒しと高揚感と斬った相手の知識と永続的に御主人様
のステータスを上昇させる。
備考:魔王の負の感情を蓄積させた物を【媒体】とし、魔王を斬った日本刀を【主体】として、【新しい神】
が無意識で創り出した物。
魔王を取り込んだために、しっかりとした自我があり、 御主人様と会話が出来る。
「進化というより魔改造じゃね?」
『そうとも言うって奴です』
「どうやって裂姫と会話するんだ?」
『魔力を流し込んで語りかければ、起きるはずです。』
「物に魔力を?どうやるんだ?」
『御主人様は魔装銃を使っているのでは?』
「あれは引き金を引くと勝手に体内の魔力を使って撃ち出してくれるんだ。だから自分で魔力を込める必要が無い。」
『そういうことでしたか...
でしたらお教えします。魔力とは言うなれば血液、体中を巡っています。なので、道具…今回は裂姫を、体の一部と意識して、そこに血液を流す…というか巡らせるイメージをします。本来ならここで呪言を言ったり、引き金を引いたりするのですが、今回は目覚めさせるのが目的なので問題ありません。』
言われた通りに血を巡らせるイメージをしてみる。
『…うぅ…おはよぉ…御主人様』
「ずいぶん眠そうだな?というか初対面のはずなのに御主人様?」
『おそらく、御主人様を認めたためだと思われます。』
『うん…宜しくね、御主人様』
「そういうことかい…ところでさっきから敬語で話そうとすると勝手にタメ口になるんだが何故だ?」
『フフフ…もうすでに改造済みです。まぁ理由としては、御主人様は神になりました。なので下手に出ているといずれ滅ぼされる…ということはなさそうですが、必ず何処かで舐められ喧嘩を売られます。それに一々相手にするのが面倒でしょう?そのためです。』
「なるほどね~理解できた。」
『そうそう、御主人様、何か忘れてませんか?』
「何を?…って、あ、夏目君か。」
ダダダダダダダダダダ…バッコーン!!
扉が超乱暴に開かれた。この匂いは夏目君だ。
「うぉぉぉい藍斗ォォ!!」
「お、来た。遅かったね?」
「お前が速いんだボケェ!って、もう終わったんかい」
「うん、終わったよ?」
「早すぎな?」
「でしょ?」
「はぁ…取り敢えず、ニウラに戻ろうか。」
「そだね」
門からある程度はなれたところまで瞬間移動する。
感想を下されば持ちベ上がり、心なしか投稿が早くなる気がします。




