1.修学旅行への強制連行からの死亡からの転生手続き?
僕は、昨日修学旅行への参加のキャンセルをキャンセルされました。
そのときの先生の言葉がこれである。
「せっかく親御さんが払ってくれたくれたお金を無駄にするんですか!?」
というわけなので嫌々ながらも修学旅行に来ています。
さあ早速旅館に戻って、お昼寝…と行きたいところでしたができませんでした。
「ハーハーッハッハ-。死にたくなけりゃ金置いて無抵抗になりやがれやぁ!」
はい、皆様お察しのとおり、テロリストです。
ま、早いとこ金置いて昼寝しようかなーと思い財布を取り出そうとした瞬間、テロリストどもが発砲しやがった。
その弾が、運悪く跳弾し、運悪く僕の脳にめり込んで…人生が、そこで終わった。
僕の意識は覚醒した・・・といってももうすでに死んでいるから不自然か?
と思いながらも寝っ転がっていた体を起こす。
そこには、何もなかった。ただ白く明るいだけの宇宙空間のようなものだ。
ここはどこだ?などと考えているうちに、話しかけられた。
「お、やっと起きたか、起きるのが遅いぞ?」
「誰ですか?」
「転生をつかさどる神々の11柱のうちの1柱じゃ。」
「神ですか、転生をつかさどる神、ということは僕は死んだのですね。」
「飲み込みが早くて助かる。」
「うそを言っている環境とも思えませんし。」
「まぁ、早速じゃが、転生せぬか?これまでの人生とは違う環境、違う世界、違う種族、違う体で、唯一同じなのは記憶だけじゃが。」
「承諾しました。」
「お主は詰まらぬ人生を送ってきたじゃろう、そのことへのお詫びとして、ワシからのサービスの意を込めてこれを書く権利をやろう。」
といわれて渡されたものが、ボールペンとA4サイズの紙だけである。
紙には、こう書いてあった。
希望するものをかけ
種族
僕は迷わず、種族には吸血鬼、名前はアルシィ、と書き込んだ。
書き込んだそれを神(笑)に渡したら、その神(笑)は困ったような顔をした。
「何か悪いことでもしました?」
「いや、お主の転生後のステータスなんじゃが、お主の魂の質が良すぎてステータスや技能を伸ばしきってもまだ余るのじゃ」
「ステータスや技能?何があるんですか?」
「主にこういうものがあるぞ?」
また紙を渡された。
霧化
蝙蝠化
ブラッドウェポンズ
血の契約
言語相互翻訳
言語理解
最大魔力
魔力回復速度
無限再生
回復魔法
火属性魔法
水属性魔法
風属性魔法
土属性魔法
闇属性魔法
聖(光)属性魔法
魔性付与
空間属性魔法
時空操作(上位が空間支配)
重力操作(上位が重力支配)
日照無効化
火耐性(上位が無効化)
水耐性(上位が無効化)
風耐性(上位が無効化)
土耐性(上位が無効化)
闇耐性(上位が無効化)
聖(光)耐性(上位が無効化)
呪耐性(上位が無効化)
毒耐性(上位が無効化)
魔法耐性
干渉耐性(上位が無効化)
素早さ
力強さ
頑丈さ
「全てカンストで」
「まだ取れるんじゃよねぇ」
「本人のレベル見たいのがあったらそれに全てまわしてください」
「そうすると、1528レベルになるけどいいのか?」
「いきなりチートですね、今までの最高レベルっていくつですか?」
「最高で252レベルじゃ、そのものは人間の間で勇者と呼ばれておったが、10年前の魔王との戦いで戦死したぞ?」
「レベルって魂の質を利用する以外でどうやって上がるんです?」
「おぬしらの言うゲームと似たような感覚かの?レベルの差が大きい程経験値を多く得られる。種族とそのレベルで取得できる経験値が変わってくるのじゃが、
種族とレベルで設定された経験値の±50%まで得られるぞ?」
「理解できました、要求があります。まず、魔法に撃たれようが、剣で斬られようが破けない服をお願いできますか?」
「破けはするが、すぐ直る服なら作れるぞ?」
「それでかまいません」
「うむ。ならば向こうに付いたときには着せておくよ。」
「まあ、大体これくらいですかね?」
「まあそうじゃな、武器はどうするのじゃ?」
「・・・現地で何とかします」
「うむ、では、良い異世界ライフを」
と言って送り出されると同時に意識が闇に包まれた。
慣れていない作業なので、思った以上に時間がかかりました。




