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魔法少女はじめました   作者: ながしー
第一章 朱莉編

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魔法少女狩り 8

 地力で勝る精華さん相手に密着しての真正面からの接近戦など愚の骨頂だ。

 彼女は接近戦自体はとくいではないが、切り札である『昏き混沌の穴』があるので触れられただけでも致命傷を負いかねない。


 そこは柚那も理解しているらしく、俺の足手まといにならないように駐車場脇の林へ駈け込んでいくのが見えた。

 残るはジェーンだが、もともと超長距離射撃を得意とする彼女の事、俺がとやかくいうまでもなくあっという間に姿を消していた。


 そしてなにより幸いなことに、精華さんは柚那ではなく俺に狙いを定めてくれた。


「女の子のおなかにいきなりドアをぶつけるなんてひどい事するのね」


 そう言って精華さんはドアが直撃したお腹をさすっているが、ナノマシン製ではない車のドアでは大したダメージなど与えることはできていないだろう。


「あなたが殺気をまき散らすようなことするからでしょう」


 俺はそう言いながら変身し、箒を出現させて精華さんに向けて構えた。

 精華さんと一対一では、よくて引き分け、8割方俺の負けだろう。

だから、ここでの俺の仕事はひなたさんが到着するまでの時間稼ぎということになる。


「ねえ、精華さん……こまちちゃんと寿ちゃんをどうしたんです?」

「ノーコメント」

「まさか、殺してないですよね?」

「ノーコメント……でも私に勝てたら教えてあげるわよ」


 精華さんはそう言ってニヤニヤと嘲笑うような厭らしい笑顔を浮かべる。


「生きているかどうかだけでも教えてくださいよ」


 二人が生きているか死んでいるか、それによってこちらの対応も変わってくるかもしれない。


「じゃあ大サービス。二人はちゃんと生きているわ。これで満足かしら?朱莉の時間稼ぎに乗る気はないからそろそろ行くわよ。朱莉一人ならどうとでもなるけど、ひなたまで相手にするのはさすがに骨だから」


 二人相手だと負ける、と言わないところに精華さんの自信が感じられる。


「あ、もう一つだけ質問!……俺の事、殺します?」

「抵抗しないでついてくるなら殺さないわ」


 一瞬それもありかもしれないと考えてしまう。

 今の俺と精華さんの差は、レース仕様の車にのった初心者マークとグレード高めのスポーツカーにのったベテランプロドライバーくらい。

多分個体の性能では負けないが、その性能を使いこなせない。まあ、ぶっちゃけてしまえば、まったく勝てる気がしないのだ……とはいえ。


「精華さんの誘いに乗ってついていきたいのはやまやまなんですけど、柚那にあんまりかっこ悪いところ見せたくないんですよ。ほら、俺達付き合いだして日が浅いからまだまだラブラブなんで」

「……そう。だったらかっこつけたまま死になさい」


 すぐ死ねとか言っちゃうところが本当に中二病だよな。いくつだか知らないけど。


「ねえ、今すごくバカにされている気配を感じたのだけど気のせいかしら」

「気のせいじゃないですよ、この万年中二病!」


 自分で言っていて安っぽい挑発だと思うが、冷静さを失うと人は本来の能力を発揮できない……とかなんとか何かの本で読んだ気がする。

逆に怒りでパワーアップするという可能性もなくはないが、それでも向こうが挑発にのって口げんかに持ち込めれば、多少の時間稼ぎは期待できる。


「大体何ですかその背中の翼!しかも6枚とか中二全開すぎて引きますよ!」

「う、うるさいっ!だいたいこの3対の翼の意味が解るんならあんただって同類でしょうが!」


 そう言って顔を真っ赤にした精華さんが球状にした昏き混沌の穴を俺にぶつけてくるが、恥ずかしさでコントロールがうまくいっていないのか、ぶつかった部分が消滅するといったこともなく、ただちょっと痛いだけだ。


「わかるのと実際にやっちゃうのは別ですぅ、ああイタイイタイ。別にそこまで強くもないのにルシファー気取りとか恥ずかしくないんですか?」

「うるさいうるさいうるさい!いいじゃないのよ好きなんだから!」

「それに、どうせあれでしょ?『仲間を裏切って敵側につくなんてドラマチック!』とか『ヒロインっぽい!』とかそんなこと思ってるんでしょ?どうせたいした理由もないのに!」

「!」


 俺の言ったことが図星だったのか、精華さんから覇気が消え、昏き混沌の穴はボトボトと音を立てて地面に落ちた。


「たいした理由もない……ですって?」

「どうせ薄っぺらいヒロイズムで魔法少女狩りに憧れでも持ったんでしょう?」

「薄っぺらいヒロイズム……だぁ?」

「魔法少女狩りだって、何人規模の組織なのか知りませんけど、どうせ大した組織じゃないんでしょう?目的だってどうせ金とかそんなところで――」

「……許さない」


 ポツリとつぶやいた精華さんのセリフには何の感情もこもっていない。怒っているわけでも落ち込んでいるわけでも泣いているわけでもない。

ただ、無機質な合成音声のような声だった。その淡々とした無機質さが、逆に恐ろしい。


「何も……わかってないくせに!」


 見慣れた精華さんのステッキがデスサイズに形を変え、彼女の背中の翼が開く。

 俺が視認できたのはそこまでだった。次の瞬間、俺の体にデスサイズの斬撃が降り注ぐ。

 斬撃自体はそれぞれが致命傷になるような深いものではないが、体の皮を徐々に剥がれていく。そんなイメージの攻撃だ。

 倒れそうになると下から、上に飛ぼうとすると上から、後ろに逃げようとすれば後ろからそれぞれ斬撃が俺を襲った。

 一方的にやられ続けていったいどのくらいの時間が経っただろうか。精華さんが満足いくまで好き勝手されてボロボロになった後で俺の身体はやっと解放された。


「不思議よねえ。体はほとんど機械なのに、血も流れるし痛みも感じる」


 そう言って精華さんはデスサイズについた俺の血を指で掬い取った。


「これ、なんなんでしょうね」


 そう言って精華さんは指についた俺の血をなめた。


「きちんと血の味がするし、匂いだって血そのもの。なのに血じゃないのよ」

「ナノマシン、でしょ」


 精華さんに斬られた部分からシューシューと煙が上がり、俺の身体の傷をナノマシンが修復していく。回復魔法の補助がない自己修復には時間がかかるので、こうして精華さんのほうから会話を振ってくれるのは正直ありがたい。


「ナノマシンってどこから来たのかしら」

「宇宙人が持ってきたって聞きましたけど」

「その宇宙人はどこから来たの?何のために私たちにこんな技術をくれたんだと思う?」

「知りませんよそんなこと。一体何が言いたいんです?」

「知らないことだらけなのに魔法少女狩りが敵だってどうして言い切れるの?」

「魔法少女を狩るからじゃないですか!」


 名は体を表す。自分たちを狩ろうとする相手が敵以外のなんだというのか。


「その魔法少女狩りっていうのもこっちが勝手につけた名前よね、狩られているっていうのもこっちの主観」

「……たしかに、まあ、そうですけど」

「朱莉は世界や私たちが間違っているとは考えない?」

「話が極端すぎませんか?だいたい、世界が間違っていたとして、だから魔法少女狩りが正しいっていうことにはならないでしょう。魔法少女を狩られた国にとっては大損害だし、その国の国民の命だって危なくなる」

「じゃあなんで魔法少女がいない発展途上国では一般人に被害が出ないのかしら」

「それはきっと近隣諸国の魔法少女が……」

「相互扶助をしていると?有史以来片時も休まず大なり小なり戦争をしていた人間がそんなことをしていると本当にそう思う?」


 『思わない』というのが俺の頭に浮かんだ回答だ。


「思わないでしょう?それにおかしいと思わなかった?大体あれだけの設備、発展途上国以外でも、すべての国が整えて魔法少女を運用できるわけなんてないでしょう?」


 魔法少女自身は普通の人間と変わらない生活をすれば電力は必要ないが、そのほかのメンテナンス設備や、急速治療器などには安定した電力の供給が必要だ。

 だが、その安定した電力の供給という、日本では当たり前の事すら難しい国も多い。


「じゃあどうしていると思う?私たちDがそういう国に魔法少女を派遣しているの。わかる?つまり私たちは国連や先進国が見捨てた国を救って回る正義の味方なのよ」

「D……それがあんたたちの組織の名前か」

「ええ。私たちは正義の組織D。すべての地球人類の味方よ」

「だったら、なんで魔法少女に戦いを挑んでさらうようなことをするんだ」


 確か中にはすべての魔法少女を奪われた国もあったはずだ。


「それはね、彼女たちの労働条件があまりにも酷いから」

「労働条件?」

「戦っている時以外は鎖につながれて自由がなかったり、洗脳されて対人間用の兵器にされかかったり……あとは性奴隷のような目にあわされていたりね」

「そんな、自分たちを守る人間をそんな風に扱うって……」


 あるだろうな。

 どことは言わないが、世界情勢に疎い俺だってそのくらいは想像がつく。


「だからリーダーは立ち上がって組織を作ったのよ。蛆虫みたいな国家から魔法少女を救出し、国家間のしがらみにとらわれない枠組みで世界を救うために!」


 精華さんの言っていることが本当だとしたら許せない話だ。しかし、だからといって、俺は精華さんの裏切り行為を許すわけにはいかない。


「ああ、そりゃあ素晴らしい……なっ!」


 精華さんが俺から視線を外したのを見計らい、俺は回復の終わった左足で思い切り地面を蹴り、精華さんに肉薄する。自分で自分をほめてやりたいくらい完璧なタイミングでの不意打ちだ。

 だが、


「横やり、入れさせてもらうわね」


 あと数ミリで俺の箒が精華さんに届こうかというところで脇腹に激痛が走り、ガクンと急ブレーキをかけたような状態になった。激痛の走った側のほうを見ると、そこには寿ちゃんが得意満面の顔で俺の身体に刺さった槍の柄を持っていた。


「ごめーん、寿がいるの言ってなかったわね」


 精華さんがそう言って嘲笑う。


「ああ、もちろんこまちも居るから」


 逆の脇腹にも激痛を覚え、顔をそちらに向けるとそこにはこまちちゃんが俺の脇腹に突き刺さったステッキの柄を握って、申し訳なさそうな顔をでこちらを見ていた。


「なん……だよ、それ……」


 つまり、ジェーンと俺の考えは2つ合わさってやっと正解。

 どちらかの仮説だけではこうしてまんまとハメられてしまうというわけだ。


「あの時、柚那を逃がさないで一緒に挑むべきだったわね。そうすれば二人の存在に気付けたかもしれないのにね。ご愁傷様、朱莉」


 なんというイカサマだろうか。文句の一つでも言ってやろうと口を開くが、俺の口から出るのは嗚咽とナノマシンの血液ばかりで声にならない。

 ぐらぐらと視界が揺れ、朦朧とする意識の中で、俺は一つの疑問点にぶつかる。


「おまえら、チアキさんをどうした!まさか……」


 北陸、東北、北海道エリアの現リーダーであるチアキさんも俺と同じような目にあっているか、もしくは……


「ああ、チアキと狂華なら大丈夫よ。まあチアキのほうはともかく、今の腑抜けになった狂華はどうせ役に立たないから別に連れていく気もないわ。それにチアキは説得に応じてくれないだろうから話してもいない。まあ、寿とこまちがいなくなった分、大変だと思うけどね」


 そう言って精華さんが笑ったときだった。


「腑抜けで悪かったな」


 魔法を使って精華さんの影から飛び出した狂華さんが、自身の武器である万年筆で殴りかかる。


「無粋ねえ。後ろからいきなりとびかかってくるなんて」


 そう言って振り返りもせずに狂華さんの巨大万年筆を片手で易々と受け止めると、精華さんは体を回転させて空いているほうの手で攻撃を仕掛け、狂華さんはその攻撃をよけるために後ろに飛ぶ。


「無粋なのはあなたのほうよ」


 空から降ってきたチアキさんが俺と精華さんの間に割って入り、カトラリーを精華さんに向けて射出し、俺に取り付いていた二人に掌底をお見舞いして吹き飛ばす。


「狂華さんとチアキさんがいるってことは」

「当然、俺もいるわな」


 そう言いいながら俺のすぐ横を駆け抜けたひなたさんが、カトラリーをよけるために後ろに飛びのいた精華さんに肉薄する。


「そりゃあ、そうでしょうね」


 やれやれ、といった苦笑気味の笑顔で首を横に振ると、精華さんはひなたさんの拳をいともたやすく受け止めた。


「あら、やさしいのね。魔法なしじゃない」

「こう見えて俺は紳士だからな。惚れた女にはやさしいのさ。お前こそ昏き混沌の穴は使わないのか?」


 ひなたさんはそう言ってそのまま開いているほうの腕で精華さんを抱き寄せる。


「ちょ……な、何をするのよ」

 精華さんはそう言ってひなたさんの手を払いのけて後ろに下がる。そりゃあそうだ、俺だって何してるんだよとツッコミたい。

 瀕死の仲間がいるというのに、ラブロマンスですか?この間のデートの続きですか?桜ちゃんここです!こいつが犯人です!色んな意味で!


「何って、いたずらが過ぎるお姫様にお仕置きをするのさ」


 ひなたさんはゲームや漫画でしか見ないようなセリフを言いながら、手近な木の幹まで精華さんを追い詰めると壁ドン状態に持ち込み、精華さんを見つめ、顎を持ち上げた。


「……なにやっているんだ、あの人」


 ていうか誰だよお前。実はひなたさんのふりをした別の人だろ。ひなたさんの意味不明な行動に、思わず脇腹の痛みも忘れて心の中でツッコミを入れる俺。

 そもそもそんなにくっついたら昏き混沌の穴で致命傷を……あれ?精華さんが真っ赤になってもじもじしてる!?


「精華さんとまともに組み合って捕縛しようとすると、こっちに大損害が出ちゃいますからね。ほら、精華さんってBLだけじゃなくて、ロマンスゲーも好きでしょう?だからそういうシチュエーションで追い込もうっていう作戦なんすよ」


 いつのまにか現れた桜ちゃんが俺の脇腹に刺さった槍を抜こうと、傷の具合をチェックしていた。


「意図はなんとなくわかったけど……あれって、桜ちゃん的にはありなの?」

「え?何がっすかあ?」


 そう言って俺のほうに振り向いた桜ちゃんの表情は満面の笑顔。だが、その割に楽しそうな雰囲気は伝わってこない。


(あ、これ柚那が怒っているときと同じ笑顔だ)


「いや、なんでもな……いだだだだだだっ」

「な・に・が・で・す・か?」


 桜ちゃんは一文字発声するごとに体に刺さっている槍を揺らしてくるという、俺に相当量のダメージをあたえる割に桜ちゃんの気は全く晴れない八つ当たりをする。


「だから……演技とは言え、ひなたさんがああやって精華さんに迫るのって」

「なしに決まってるじゃないっすかぁ!」


 その言葉とともに、右わき腹に刺さっていた寿ちゃんの槍が一気に引き抜かれた。


「ぐぬげぐぱぴこ%&$*」


 声にならない声を上げて俺はその場に膝をつく。


「さすがに朱莉がショック死するからその辺で、ね」


 チアキさんがそう言って桜ちゃんから俺を引きはがしてくれた。

さすがチアキさん、大天使チアキさん万歳。


「ありがとうございますチアキさん」

「貸し1つね」


 この世には神も仏も天使もいないようだ!


「ま、でも今回は朱莉もよく頑張ったし、貸し借りなしでいいわよ」

「チアキさん……」


 一瞬『なんて業突く張りなババアだ』とか思ってすみませんでした。


「……やっぱり貸し5つね」


 心のなかで懺悔したのに借りが増えた……だと!?


「ま、まあとりあえず本当にありがとうございました。チアキさんと狂華さんはいつこっちに戻って来たんです?」


 これ以上チアキさんに対する不満が出てきてしまっては、チアキさんへの借り…というかチアキさんの怒りが膨らんでいくばかりなので俺は話題の転換を試みる。


「精華にバレる可能性があったからあなたと柚那には言っていなかったけれど、実は昨日のうちに魔法少女の再配置をして、私と狂華は自由に動ける状態になってたのよ。だから昨日の夜は都内のホテルに泊まって待機していたの」

「だったらもう少し早く助けに来てほしかった……」


 精華さんの攻撃にしろ、寿ちゃんとこまちちゃんの槍にしろ普通の人間だったら死ぬレベルの攻撃だったし。


「あなたたちが予想以上に早く帰ってきちゃったんだからしかたないでしょう」

「いや、だってひなたさんが戻って来いっていうから」

「え?……そんな連絡していないはずだけど。ねえ桜」


 チアキさんはそう言って桜ちゃんを見る。


「ひなたさんは連絡してないっすよ。私ずっと一緒にいましたから間違いないです」

「え?」


 じゃあさっきあんみつ屋で俺に電話をかけてきたのは誰だ?

 そのことに考えがいたった時、俺の携帯からメールの着信音が鳴った。差出人不明のそのメールには寮のそばの林の中にいる柚那の姿が俯瞰で収められた画像が添付されていた。


「……なんだこれ」


 俺が画像を確認し終わって携帯をポケットにしまおうとしたとき、今度は電話が着信した。発信元は相馬ひなたとなっている。

 一応ひなたさんのほうを見ると、ひなたさんは現在も精華さん攻略戦を継続中で、今は口説きながら手近な木に縄で縛りつけるというちょっとマニアックなプレイに移行している。


「……もしもし?」

『やあ、邑田朱莉さん』


 俺が訝しがりながらも電話に出ると、電話口から聞こえてきたのは、明らかにボイスチェンジャーを使っている不自然な声だった


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