ベースボールボール・急ノ上 パート3
ちょっと短めですが、まあわりときりがいいので投稿します。
……つーか改めて思いました。『急』なげえ。
多分“上”だけでパート8くらいまであるような気がします。
そんな感じで。どうぞ~
──答えは聞いてない!
……………………。
懐かしい、なあ。
とは、思わなかった。
「ん? おい。おいおいおいおいおいおいおいおい。なあなあおいきみー。主人の意向には従おうぜ? 大人しく。大人らしく、さあ」
少女は楽しそうに催促する。……俺は。
「誰だ、お前」
と、少女の言葉ではないが──落ち着いて。質問したのだった。
少女はニヤニヤと笑って胸を張って(アカリよりも立派なモノを、少女は持っていた。けしからんっ、ありがとう! 服着ろ!!)誇るように、見下すように。
答えた。
「吸血鬼さ」
……………………。
………………。
…………ああ。
そうですか。
わけがわからない……と扉を開けて、さて帰ろうとすると、扉が開かなかった。……フンッ!
「~~~っ」
痛いっ! イライラして扉を殴打した拳があっ!
右手を押さえてじたばたしていると、少女は「開かないよ、その扉はね」と、腹立たしいほど静やかにそう言った。
……先に言って欲しい。と、思うのと同時に、俺はある疑問を抱いた。
手をさすりながら、俺は痛みを紛らわすために訊ねた。
「なんでそう言いきれるんだ?」
「僕の仕業だから。」
ちょっと殺意が沸いた。……いや、っていうか待て。
「お前、この扉になにをした? お前、なにものだ?」
何をしても開かない扉──俺は鍵を締めた覚えがないから、オートロックなのだろうか。そんな便利そうな扉には見えないがな。
……というか。内側から開けないって、おかしくないか? そもそも、『鍵がかかっている』ような手応えはないのだ。ただ、扉が動かないというか。
いよいよもって不明だ。こいつはなんだ? なにをしたんだ?
少女はやれやれと肩をすくめ、再び椅子に腰かけて。
足を組んで、笑いながら。
「だから、僕は『吸血鬼』。ルビを振るなら吸血鬼、かな?」
………………。
………………よ、
要領を得ねえ。
「……俺が知ってる吸血鬼は、“男”で、ついでにいうと“変態”だったんだが」
とりあえず反論を試みると、少女はバカを見るような目でこう言った。
「だから、それが僕だよ。……おんなじ格好してるんだから、普通気づけよガキんちょ」
……まあ、自分が痴女だという自覚はあるみたいだな。
『ガキんちょ』、なあ。どう見ても年下にしか見えねえ外見の少女に言われて喜ぶような趣味は、残念無念。俺には一切備わっちゃあいないな。
怒っていいのだろうか。
怒らないけど。
冷静に話を聞くことに努めていると、少女は顔を寄せてきて、それからこう言うのだった。
「ああ、うんうん。難しく考える必要はないんだぜ? 『開かない扉』とか。『性転換』とか。……吸血鬼であるこの僕が、ちょっと“魔法”を使っただけだから、さ」
………………。
こいつ確実に俺のことバカにしてるよな。
ちょっとずつストレスゲージがたまってくるなか、俺は少女に訊ねた。
「なんだ『魔法』って。“私は魔術師です”とか言うつもりか?」
すると少女は「いやいや」と首を振った。
「魔術師、なんて大仰な」
「……じゃあなんて呼べばいいんだ?」
少女は立ち上がり。
胸を張って。
「“魔法少女”と呼びなさい」
言わなくていいことですが、『答えは聞いてない』は、『仮面ライダー電〇』の 鈴〇健一さんボイスでお馴染みリュウタ〇スの決め台詞です。……いや、僕〇王大好きだったんですよねー。〇ォーゼが始まるまでは一番好きなライダーでした。
そういえば最近見てねえな仮面ラ〇ダー。ウィザ〇ドでしたっけ。弟はキャッキャ言いながら見てます。……伏せ字の使い方おかしくね?




