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がっつく橋野の巻
R15です。
期末テストが終わり、その週の土曜日に会って、そのまま誠介の部屋に泊まった。
私の体に絡まっている彼の手も足も、結局外れることなく二人は眠ってしまったらしい。
顔だけ彼のほうに向けると、どうやら起きる気配はなさそうだ。
「これは外れないわね。どうしよう」顔を違う方向に向ける。
目に入ったのは、散らばる衣服・・・・久しぶりだったせいか、誠介にむさぼられた感じ。
付き合うようになって3ヶ月。一緒に寝るようになったのは付き合ってからわりとすぐだった。
「うーん、それにしてもほどけない」ちょっともぞもぞしてみるけど、は全然動かない。
「まだ起きる時間じゃないよ」と耳元に声と唇が触れてきた。
「ひゃっ・・・なんだ、起きてたの?」
「なんか、もぞもぞしてるから・・・目が覚めた」
「今、何時ごろかなあ」
「さあね。今日も休みなんだから別に気にしなくていいんじゃないの?それに・・・」
誠介はニヤリと笑って、私の体をさらにきつく抱きしめる。
「・・・・・まだ、足りない。」とさらに耳元でささやく誠介。
そして体が自由になったな~と思ったら、今度は誠介が上から私を見てる。
「ベッドから出ようなんて、思わないよね?」
ほんとーは、お風呂とかに入りたいです。でも、こうなったら誠介は絶対に離してくれない。
誠介はうれしそうに、首筋からどんどん下へ唇を移動していく。
手は私の体のあちこちをさわってる。その手はいつものように私の弱いところを的確になぞってく。
私はそれが気持ちよくて思わず声が出てしまう。すると誠介はますますうれしそうに、私の体のあちこちをさわる。
誠介の唇が再び、私の顔に戻ってきて深くて長いキスをしてくれる。
それが合図で、私たちは、深くつながっていく。
二人でそのままベッドでまどろむ。
「そろそろ、お風呂入ろうか。恵理子、入るだろ?」誠介が起き上がり浴室のスイッチを押す。
「うん。・・・・今、何時?」と私も起き上がる。
「10時。一緒に入る?恵理子」
「誠介と一緒に入ると、いっつも恥ずかしいことするからやだよ」
「それを言うなら気持ちよく、じゃないの?」とニヤニヤする誠介。
「誠介はがっつくのね」
「そうだよ。恵理子限定でね」
そこでギュッと抱きしめられたら、もう動けない。
読了ありがとうございました。
誤字脱字、言葉使いの間違いなどがありましたら、お知らせください。
R15のつもり・・・なんですけど、楽しめましたでしょうか。