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最終話 電脳の柩
書かせていただきました 最終章をお届けいたします。短い作品でしたが 皆様のおかげで生きることができました。ある意味 前の状態で完結していたように見えましたが。今から出発をまた夜 感じられますでしょうか。
「見つけた……」
男の指先が、その白い「彼女」の幻影に触れた瞬間、世界は凍りついた。
次の刹那、脳内を奔ったのは愛の再会ではなく、システムが放った冷酷な拒絶コード。肉体への過電流(致死性フィードバック)だった。
[警告:生命維持シグナル停止。精神のサルベージ不可能]
視界を埋め尽くすバグの嵐の中、彼は理解する。
抱きしめたものは、ただの空虚なプログラム。自分がすべてを賭して降りてきたのは、初めから墓穴だったのだと。
男の意識が完全にデータストリームへと溶けて消えたあと、ディープ・レイヤーには、何もなかったかのような静寂と、冷たい白だけが残されていた。
【了】
もう一度いただきまして誠にありがとうございました。いつでも楽しみいただけましたのならば 公園でございます。まだまだ書きます よろしくお願いいたします。




