表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

迷わないで

作者: 菜の花


この(けが)れた心で

怪我したきみに触れるのは

だめだと思ったから

ぼくは迷って

迷った挙句手を引っ込めた


真っ黒のインクが

少しだけでも混ざったなら

純粋な心を持って生まれても

もう取り戻せないから


手についたインクが乾く前に

机に触れたら

汚れてしまうように

きみに黒をつけたくないから


それでも

触れたらよかった

きみの心に

かけたらよかった

きみに言葉を


弱虫なぼくが

あの空に手を伸ばせたなら

前に進めたのだろう


またうずくまって

心を閉ざしたきみ


ぼくは頭から

思いきり水をかぶった

これで黒が洗い流せるだなんて

そんな魔法はないけれど

薄めることくらいできるだろうから


今度は──

迷わない

ご覧いただきありがとうございました。


もう迷わない。


誰かに届きますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ