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この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
更新は作者の気分や都合により不定期となりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
私はミーヴァというのか…
それよりも目の前にいるのは私を知っているみたい…
「貴方は誰?私を知っているの?」
目の前にいる彼はまた悲しそうな顔で微笑みながら言った
「……僕はユグドラシル。世界樹だよ。ユシルって呼んで。そしたら僕は君のことをミーと呼ぶから」
世界樹…?
「…世界樹って木じゃないの?」
「そうだね。世界を支える木でもあるよ。この姿は憑代だよ。もうひとつの僕の姿」
……あ、そうだ
「…あの…欠片を知りませんか?」
「欠片?」
私は彼ならもしかしたら分かるかもと思って聞いた
「これなんですけど…」
私の中に一つだけある欠片
魂の欠片を見せてみた
魂には記憶が宿っているのか多少の知識だけはあった
「……」
ユシルに反応がない
どうしたのだろうか…?
「あの…」
「…ない」
え?
「…見えない。やっぱり見えない」
見えない?
「…君の魂はあの時一瞬だけ見えたはずだったのに…」
彼は考え込み模様な素振りをみせ、私に言った
「ミー、君は魂が欠けて不安定で僕は心配。あとこのままここにいたらあいつらに見つかって面倒なことになりそうだししばらくは僕の傍にいなよ。」
彼は私の頬を撫でた
「ね?」
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