プロローグ
「「師匠!!」」
「ミー!ダメだダメだ君の魂が!」
ああ……ごめんね皆ごめん
世界が混沌に落ちた時代、ミーヴァという秩序を司る再生と破壊の神であった
混沌の時代一人の邪神が暴れていた
混沌の中邪神が生まれては全てが破壊されてしまう
く
ミーヴァは全てが嫌いだった
だがそんな彼女にも大切な存在ができた
なら世界を守るために己を犠牲にし世界を守ることを誓った
そのために彼女は世界の中心である世界樹と契約した
「私の力は大変不安定なんだ。未来を守るために君の力が欲しい。代償は私の魂を君にあげよう。世界樹。君にいい栄養剤になるだろう。また、君は神と同等の存在だ。同じ世界を支えるものとして頼む」
「……変わっていると言われているのは本当だったんだね」
契約からちょくちょく彼…ユグドラシルのところに遊びに行っていた
それから私達は仲が深まりあだ名をつけるほどの仲になった
それから私は世界が滅びないように…彼らが仲間としての意志を持たせるように世界の敵となった。
邪神と協力してるフリして
彼等には私の偽体を用意し戦わせていた
邪神は私の手で殺した。契約時に交わした世界樹の力を借りた。
邪神なら神々が協力すれば倒せただろうがそうしてしまえば混沌の時代は完全には終わらない。
まあ、これに関しては私の自分勝手な思いも関わってはいるが
こうして世界は再生し、彼らにバレないように私が死ぬまでユシルが隠してくれた
あの子達と最後に話したかったがそうも言ってはいられない
正直一人は寂しいなんて柄にもなく思ってしまっていた彼が傍に居てくれるのは嬉しかった
契約から始まった関係でも私にとって彼は心の支えでもあり親友だった
だけど…
これは私の計画ミスだった
まだ一人残骸が残っていた
「邪神の残骸かッ!!」
「え?師…」
パリンッ
「カハッ、」
ここで私の記憶は途切れている
「…?ここ…どこ…」
ーーー私は誰ですか?ーーー




