表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Naughty ~みんなワルい子~  作者: 鈴木澪人
本編
1/92

いわゆる、プロローグ

明かりがついていない暗い部屋にシクシクと泣き声が聞こえる。

綺麗に整えられていた部屋は嵐が過ぎた後の様に荒れていた。

でも、彼女の心は全然晴れなかった。


お嬢様、お嬢様とメイドたちは部屋をウロウロしている。

近づこうとすれば魔法でそっと押し返される。

近づかないで!傷つけてしまう前に!!

優しい彼女は無言の抵抗をしている。


部屋の端で枷を持っている父親

これを付けるのは自分しかいないそう思っているが彼女よりも魔力が少ない父親も近づくことができない。


「仕方がない、王宮から魔法師を呼ぶしかないのか…。」


父親が諦めかけていた時、目の前に娘と似た色合いの男性が現れた。


「うむ、その役目私が引き受けよう。そなた達は部屋を出るように」


長い黒髪に紅い瞳で全身を黒い衣服で固めているその男性は彼女の父親から枷を取り上げると


「こんな枷では乙女心がときめかんな」

と言いながら鉄色の枷を手の上で浮かび上がらせると綺麗な白金色のブレスレットに変化させた。


()()()()()と同じ色にした。これを外してくれる人と仲良くなれればいいな」


そう言いながら微笑む男性

思わず父親が尋ねた

「そのブレスレットを外してくれる方が()()()()()()()という事ですか?」


男性は答える

「…そうとも言えるな…」


父親はそのブレスレットを見ながら

「ありがとうございます。所で貴方様のお名前は」


「私は、魔王と呼ばれている」


そういうと部屋の者たちを退出させた。


勘違いって怖いよね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ