表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

【幕間】檻からの刺客


 天をも貫く光の柱が地表から放たれ、事態が収束したことを確認した少女は、普段使用していない、『心臓が檻の中にある』ロゴの入ったスマホを手に取る。


 「もしもーし。あなたの使いっぱしりの忠実なるスパイです」

 『下らん前置きをするな。結果だけを送れ。』

 「はいはい。結論から言うと私の用意したゴーレムたちは全破壊されました。レベル(シックス)は覚醒の兆しを見せているかと。」

 『そうか。回収は出来そうか?』

 「無理ですねー。下手に動けば、先導くんに見破られますよー? 彼、本気出したら3分か5分くらいは未来見えるでしょうし? 何よりあのロリ学園長を出し抜けるとは思えませんが」


 少女は、肩をすくめながら苦笑する。

 通話相手はあくまで感情を音に乗せることなく淡々と続ける。


 『あの女は現在、ガーディアンにて、レベルⅥに関する審問会を受けている。暫くは戻ってこない』

 

 統制委員会ガーディアン。世界に3つ存在する学園都市に対する絶対的介入権を有する組織。

 世界の均衡をはかるビッグネームが出てきたことに少女は僅かに眉を顰める。


 「まさか、ガーディアンはレベルⅥを処分すべきとの判断でもするつもりですか?」

 『さてな。お前は俺の指示を聞いていればいい。次の指示を送る。』

 「コレクションの君主様は人が荒いですねぇ。温厚な私でもキレそうです。報酬が良く無かったら今頃この学園に寝返ってましたねぇ」

 『お前は絶対にそれをしない。お前は妹想いだからな』

 「あら~? 地雷踏み抜くのが得意なんですかぁ? 』

 

 スマホに送られてきた指示、物資の受け取り場所をしばらく眺めた後、少女は束ねていた金髪を解いて嘆息する。


 「結局、メインで私ひとりじゃないですか。あのロリいないなら、本隊で攻め落としちゃえばいいのに」

 『世間もガーディアンもそれを許すはずがないだろう。お前は、奴にもう一度聖剣を使わせろ。手段は問わん。その後はこちらで回収する』

 「はーい。」

 『期待している。リリー』

 「はーい。私、こっちだと超かわいい聖母キャラなので。それではー」


 少女は、誰もが可愛らしいと認識する笑顔を張り直す。

 

 「さぁ、王様。世界を滅ぼす光、見せてもらいましょう。邑歌ちゃん?」


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ