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想像力が豊かな女の末路
目を閉じれば
そこには素敵な世界が広がっていた
そこは自由だった
自分の思い通りにできて出来ないこともうまくこなして
無意識のうちに理想の世界になっていた
現実は酷かった
上辺だけの人間関係
何事もうまく行かず失敗ばかり
好きな人には恋人ができた
そんなことがあるといつも私は想像の世界に飛び込んだ
私は仕事を素早く終わらせ人間関係も良好
好きな人と自分は付き合うことになる
この世界が現実だったらいいのに
何度思ったことだろう
現実は現実じゃない、ここが私の生きる場所…
厳しい現実からは目を背け
私だけの世界に溶けていった