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あけよんのプチユーモアエピ

試食

作者: あけよん

昔、土日になると友人とデパートのゲームコーナーで遊んでいた。

メダルを貯蓄出来たのでお金を使わず遊べた。

開店と同時に店へ入り、夕方まで遊んでいた。

いつもゲームコーナーに行く前に食品売り場へ行く。そして何か買うわけではなく、試食を食べるのだ。

試食はいっぱいあった。それを友人と競い合いながらバクバクと食べる。

そうしてお腹を満たし、ゲームコーナーへと向かう。これがお決まりであった。


そんなある日、また開店と同時に店へ入り、最初に食品売り場へ向かった。そして一口ほどにカットされたウィンナーの試食を見つけ、友人とガッつく。因みに試食は日によって違う。ウィンナーや唐揚げがあればアタリだ。テンションが上がり、友人に負けじと頬張る。

最後は下に敷いてあるレタスまで食べる始末。

そしてウィンナー全部を平らげて、次はパンの試食を制覇しようと友人と向かおうとした瞬間、後ろから肩をつかまれた。


「試食魔はダメよ!」


パートのおばちゃんに注意された。

いつも土日になると、開店してすぐに試食が空っぽになるのでマークしていたのだろう。


その時はそれだけで済んだのだが、その後友人と二人で


「監視カメラに顔映ってるだろうか」

「今までの分のお金請求されるのかな」

「学校に連絡されてるかもしれない」

「先生に怒られる」


など、どんどん怖くなっていき、週明け僕は学校を休んだ。



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