修羅場
帰ってから春樹がお昼にサンドイッチを作り、
3人でサンドイッチを食べてる時、ふと今日の出来事を思い出し会話に出してみた。
「そう言えば、今日面白い男の子が話しかけてきたんだ!初対面で連絡先聞いてきt「はっ!?、、、、、」
食い気味に発したのは凛。
『あ、この話題駄目だったかな、、?
りんちゃんが明らかに起こった顔してる。
はるちゃんは笑ってるけど、、明らかに目はわらってない、、、、。』
どう回避するか考えていると春樹が口を開いた。
「なんて言う子なの?同じ学年?同じクラス?
どんな感じの子?かっこいいの?
、、、連絡先、教えたの?(ニコッ」
「うぅっ、、(汗」
質問攻めにあった上に最後の笑顔で完全に凍りついた私は、なんとか最後の質問は答えようとこくりと頷いた。
ついでに、必殺上目遣い&お目目うるうる光線で見つめてみる。愛莉花の必死の抵抗だ。
「はぁ。」
凛がため息を着いたと同時に、春樹が頂戴ポーズをしてきた。
「携帯、かして?」
言う事を聞くしかない愛莉花は手のひらに携帯を載せる。
「名前は?」
携帯に目を向けたまま話す春樹。
「えと、梶原栄太って、人、、です。、、」
数秒携帯をいじったらまた満面の笑み(目はわらってない)で携帯を返してくれた。
「えり、よく知らない人とは連絡先交換しちゃ駄目だよ??わかった??」(ニコニコニコ)
「はい、ごめんなさい、、、。」
「うん、分かれば良いんだよ。ほらおいで(ニコッ」
今度は本当に優しい笑顔で微笑んでくれ少しホッとし、言われるまま春樹の前に立つと
ギュッ
優しく、でもしっかりと私を抱きしめてくれた。
それに安心して、肩の力が抜けていくのが分かる。
気持ちが緩んできて私もお返しのギュっをしようと手を上げかけた時、凛に引き剥がされた。
「えり?疲れたろ、夕飯まで部屋で休んでろよ。」
「うん、そうだね。ありがとうりんちゃん、はるちゃんも。ちょっと部屋行くね。」
ガチャ、バタン
「りん、何焦ってんの?(笑」
「うっせぇ。ハグ長すぎんだよ。俺も部屋行く。」
ガチャ、バタン
「ふふっ、子供だなぁ(笑」