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初登校


時間ギリギリに学校到着。


『絶対写真大会してたからだ!』


自分の準備の遅さとは1ミリも思わない愛莉花。



「はるちゃん!行ってくるね〜!!」

「体育館行ってるね。」



手を大きく振り春樹と別れた。

その後凛ち一緒にクラス分けを見てまたダッシュ。


『息切れる〜、、!

りんちゃんは凄い爽やかな顔してる。

流石サッカー部エース!』



「りんちゃんありがとお〜!」

「教室間違うなよ!」



1年の廊下まで案内して貰ってりんちゃんとも別れた。


『え〜と、1年7組〜

向こう側だ!、、、

遠いよ〜〜、、、』


まだチャイムは鳴ってなく、廊下にも結構人がいるけど、ここまで走ってきて体力もギリギリだった愛莉花は歩いて教室まで行く事にした。


『凄く見られてる、、、

やっぱりギリギリだと目立っちゃうかなぁ。』


教室のドアの前、一呼吸して

座席表を確認。


『森松、森松、、、あった!

左から2列目の後ろから2番目!!

凄くいい席♪』


にたにたと笑みをこぼしながら自分の席まで行くと、後ろには見慣れた顔。



「れいちゃん!!!後ろなの!?」

「そうだよえりか。一緒だね。」



れいちゃん事、《森山もりやま れい

数少ない親友の1人で、

前髪も伸ばしたさらさらストレートロングヘアで

身長165cm、細身の体には大きすぎるGカップの美人さん。凄くモテるが高嶺の花扱いで寄ってくるのは年上ばかり。



「えりか!私も一緒だよ〜!!」



そう言ってぴょこっと現れたのは

もう1人の親友である、安城あんじょう 琴美ことみだった。

れいちゃんとは対照的でパッツンボブヘアーで

身長153cm、クリクリお目目に小柄な体、おっぱいはBカップのthe可愛い系女の子。それにフレンドリーな性格で友達も多い。ロリコンマニアに人気が高い。



「ことみ〜〜!!」

「えりか〜〜!!」


ギューっと抱き合う2人。



「3人一緒なんて最高だね!!」

「ほんとに!ことみ幸せ死にそう!!」

「嬉しいけど、死なないでね。笑」



3人でワイワイしてるうちにチャイムがなり、

見た事の有るインテリ系のイケメンが教室に入ってきた。



「みんな〜、席ついて〜。」



そう呼びかけ全員席につく。



「初めまして。今日から1年7組を受け持つことになりました。せき 涼太りょうたです。宜しく。早速だけどこの教卓から半分に分けて出席番号順に2列で廊下に並んで。」



相変わらず凄く淡々としてるなあ。

れいちゃんそっくり。


『教卓前に立つ人物、実はれいちゃんの従兄弟なのだ。私も何度か会った事のある人で、気軽に話の出来る1人。あだ名はりょうたん!私しか呼んでない。笑


イケメンの担任に周りの女子はこそこそと話をしている様子。



「りょうたんクールだねぇ、流石れいちゃん家血筋!笑」

「あれは特にだよー。(笑)」



そんな会話をしつつ並び終えると

1組から順に体育館に向かっていく。



式は1時間程で終わりあっという間に帰りのHR。



「明日は1日オリエンテーションだから、筆記用具忘れんなよ〜。規律、礼。解散〜」



ガラガラガラ



終わりと共に忍者の如く立ち去る涼太。


『女子に囲まれる前に逃げたな。(笑)』


「えりか〜!今日春樹くん来てたね!!安定のイケメンだったね!!一緒に帰るの〜??」



琴美が飛び着いてきた。



「うん、今日ははるちゃんの車で来たから、はるちゃんとりんちゃんと一緒に〜。明日からは電車だよ!」


「じゃあ明日から朝一緒ね。(ニコッ)」



激レア零スマイルが近くに居た男子たちに炸裂した事に気づかない3人。



「うん。2人ともじゃーね!」



2人に別れを告げ、車を停めた場所に向かう。



グイッ

行ってる途中で腕を捕まれびっくりして凄い勢いで振り返ってしまった。



バサッ

とふわふわにしてもらった髪の毛が後ろに居た男子の唇と顎に命中!!



「あ!!すみませんっ!!」

「いや、、うん。大丈夫、、

ごめん、いきなり引き止めて。」



『引き留めたのはこの人だったか。』



「あのっ、何か??」



顔を確認しつつ首を傾げる。

黒髪短髪気味の髪、身長は170cm以上はあるだろう。

両耳に計5個のピアスが無ければ凄く爽やかな感じの顔立ち、いわゆる塩顔と言うやつだろう。



「いや、朝見て可愛いな〜と思って!俺1年4組の梶原かじわら 栄太えいたって言うんだけど、友達になんない??」

「えっあ、、、えっと、いいよ?笑」



唐突過ぎて少し笑いが出た。



「本当に??よっしゃ!!じゃあ番号とLINE教えてよ」



そう言われ素直に教えて、迎えあるからと

その場で別れた。



小走りで車に行くと、

凄い女の子達の人だかりが出来ていた。

中心には春樹と凛。


"握手してください!"

"写真撮ってもいいですか??"

"先輩ってお兄さんもイケメンなんですね!!"

そんな声が飛び交っている。


『イケメンが2人並んでたらこんなになっちゃうんだねー、、、。

でも、どうやって2人の場所まで行こうか、、。』


考えこんでると

凛が気づいてくれた。



「ごめんけど、妹来たから開けて??通れないから。」



『りんちゃんは他人にちょっと冷たい。

私と私の友達には凄く優しいのに、、、。』


その言葉で女の子達が一気に引き下がる。


『凄く気まづい、、、。』


とりあえず道が開けたので小走りで車にかけ載ると、女の子達総無視で2人とも車に乗り込み学校を後にした。


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