House22のゆるゆるすとーりー
こんにちは、広矢です!
今回は私は初めて、一話で完結になります、「短編小説」を書いてみました。
ニャー、パール、ココア、凛々の4匹(人)の猫達と、そのご主人である凛々花の一日を小説にしてみました。
まだ拙いところがありますが、ゆるーく読んでいただければ幸いです。
連載小説「エストラス•リリィ•ガールズ」の次話も執筆中ですので、お楽しみに!
ここは、人に変身できる4匹(4人)のメスの猫のがいる家、「House22」。ここの家の猫達の飼い主は、若い女の子。名前は、清水 凛々花。凛々花は休日の今日、猫達と楽しく遊んでいる。
「ほらー。みんなこっち来て!」
凛々花は、猫じゃらしを振り、猫を呼ぶ。それを見た猫達は、
「ニャー、ニャー。」と鳴きながら凛々花のほうにやってくる。
そして猫達は、凛々花に向かってジャンプして、凛々花の膝に着地する。
凛々花は、猫達を見てニヤニヤと笑みを浮べる。
「あ゛~何か癒されるぅ~・・・」
凛々花が笑みを浮べた時、ボンッ!と音をたてながら、煙が出る。煙の先には、4つの人影がある。
ストン、と4つの人影は地面に着地し、
「ニャー」と鳴きながら、猫のポーズをする。
すると、1番左側のゴールドの毛の猫から、明るく元気な声で、
「凛々花、ニャー達と遊ぼうニャ!」と言う。この猫の名前は、ニャー。凛々花が初めてこの猫を飼ったとき、凛々花がとりあえずといい、名付けた。
ニャーは、4匹(人)の中で一番年上だ。
次に、左から2番目の白猫が、少し恥ずかしそうにしながら、
「き•••今日も、私達と一緒に•••ひゃぁーーーっ!」
あまりに恥ずかしすぎて顔を赤くしてしまい、大きな声をあげてしまう白猫。名前は、パール。この猫も凛々花が名付け、毛が白色かつキラキラと輝いているので、パールと名付けた。
パールはいつも恥ずかしがり屋で、ひどいときには、5分位倒れたままになることもある。
続いて、パールの1つ右隣にいる黒猫が、 少し怒ったような表情で、大きな声で言う。
「あー!もう、凛々花のバーカ!僕にも構ってくれよ!」
目が少し潤む黒猫。名前は、ココア。黒猫ながら、少し茶色に光る毛を見て凛々花がココアと名付けた。
ココアは、4匹(人)の中で女の子ながら、男の子に見え、「僕」と言ってしまう癖がある。
最後に、1番右側のブルーの毛の猫が、無表情で、丁寧に小さな声で言う。
「凛々花•••よろしくお願いします•••。礼•••。」
深ーく礼をするブルーの猫。名前は、凛々。格好がとても凛々花に似ているため、凛々花がこの名前を付けた。
4匹(人)の猫が自己紹介を終えたところで、今日も猫たちは、凛々花と遊び始める。
まずは、凛々花が猫達の運動のためにと遊ぶ前に、ねこじゃらしで猫達と遊びながらも運動させる。
「おいでおいで~!」と凛々花が猫達に向かって言いながらねこじゃらしを振ると、凛々花の声に反応した猫達は、凛々花の方へ元気に走っていく。すると凛々花が別の場所でまたねこじゃらしを振り、それに合わせ、猫達も別の場所にいる凛々花の方へと元気に走っていく。
「(ちょっと疲れてきただろうから、少し休憩させよっと。)」
凛々花は、猫と一緒にカーペットで、
「ゴローン!」と言いながら転がる。
猫達は、段々と眠くなり、目を閉じて寝る。
その後、凛々花がこっそりと猫達の方へと近付き、猫達をギューッと抱きしめる。
そして、猫達をこちょこちょとくすぐって猫達を起こそうとする。それでも猫達は寝返るだけで、起きない。そのまま凛々花がこちょこちょとくすぐり続けていると、段々と猫達の顔が真っ赤になり、体をビクビクさせながら、尻尾をピン!と立ててから、目が覚める。
「凛々花、勝手に起こさないでニャ•••。」とニャーが言うと、他の猫達も次々に
「まだ丸くなりたいです〜•••。」
「凛々花のいじわる!」
「まだ•••寝たい•••。」と言い出す。
「ごめん、ごめん。可愛くてくすぐりまくってたら、起こしちゃって•••。えへへ〜。」とほっこりしながらニヤニヤとした表情を浮かべる。
12時。
「(•••あっ、もうこんな時間だ!キャットフードしかないや•••。)」
時計の短い針は、「12」を指している。
「みんな、猫に戻って!」
凛々花が猫達に指示すると、猫達は人間の姿から猫の姿に戻る。
「今日のお昼ごはんは、キャットフードだよー!」
「ニャー!」
凛々花がキャットフードのある皿の所で猫達を呼ぶと、猫達は、こちらに向かって歩き、キャットフードを食べ始める。
ーザクザク•••ザクザク•••ー
と美味しそうな音が聞こえてくる。
猫達は嬉しそうにキャットフードを食べている。凛々花まで笑みを浮かべながら、美味しそうに凛々花特製のオムライスを食べる。
猫達がお腹いっぱいキャットフードを食べた後、みんなでまたカーペットでゴローンと寝転ぶ•••といっても、今度は猫達が猫の姿で寝転んでいる。
15時。
みんなが起きると、早速凛々花が玄関に出て、猫達に
「ちょっとみんなでお散歩しよっか!」と呼びかける。
猫達が玄関まで来ると、猫達は凛々花と一緒のペースで歩いていく。
「んーーー!目覚めた後の外、気持ちいいなー!」
凛々花が背伸びをする。凛々花はとてもシャッキリとしたようだ。
スタスタとみんなで歩いていると、凛々花の知り合いのおばあさんに遭う。
「あっ!おばあさん、こんにちは!最近もお元気ですか?」
「おや、凛々花ちゃんねぇー。あたしゃ元気よー。猫ちゃん達連れて散歩なんて珍しいものだねぇー。」
「猫、触ってみます?」
「いいのかいな?じゃ、失礼するねぇー。ほーらいい子、いい子。」
おばあさんが猫を撫でていると、ボワン!と大きく煙が上がる。
「うわっ、何じゃ?!」
煙に驚くおばあさん。すると4人の人影が現れる。
「この子達は、誰かね?ん?猫ちゃんはどこいったかねぇー?」
「それ、私の猫達です。」
「いや、見る限り人間だよ?」
「そういうことではなくてですね•••、この猫達、人間に変身できちゃうんです!」
「えぇーーー!?」
猫達が変身する事に驚くおばあさん。
人間に変身した猫達は。リーダーのニャーが改めておばあさんに挨拶をする。
「はじめまして!私達は、凛々花がご主人の猫達です。」
「挨拶もとても丁寧だねぇー。こちらこそよろしくねぇー。」
「はいっ!」
「•••では、私の飼っている猫達の紹介をしたところで、ちょっと散歩楽しんできますね!ありがとうございました!」
凛々花がおばあさんに挨拶をして、猫達が猫の姿に戻り、猫達と一緒にまた歩き始める。
凛々花と猫達は、次に公園に着き、凛々花は猫達に水道の水を飲ませた後、猫達が水浴びをする。
「に゛ゃぁぁぁっ!!(冷たいニャ!!)」
「ふにゃにゃにゃにゃぁ〜•••(冷たくて気持ち良いですぅ〜•••)」
「にゃっ!にゃにゃにゃぁっ!(何だよコレ!浴び過ぎるとみんな風邪ひくぞ!)」
「にゃ、にゃむ•••。(うん、冷たい•••。)」
猫達が水を浴びていると、凛々花が猫達の方へとやって来て、
「もうちょっとで家に帰ろっか。じゃあ、水遊びおしまい!」と言い、蛇口をひねって水を止める。猫達は、濡れた姿で楽しそうにHouse22へ帰る。
House22へ戻ってきたところで、凛々花が脱衣所からバスタオルを持っていき、玄関で猫達を拭いた。
「よーし、いい子だねっ♡」
17時。
リビングに着き、時計の短い針は「5」を指しているのを見た凛々花は、
「そろそろ夕食の準備するからちょっとゴローンとして待っててね。」
と猫達に呼び掛け、買ってあった値段が少しお高めのウエットフードを用意する。凛々花は、ウエットフードの匂いを嗅いでみるが、普通の餌のような匂いしかしない。だが猫達にとっては、すごくお腹が空くくらい高級感漂う匂いだと感じている。
「よーし今から夕食にしよっか!」
ゴローンと寝転んでいた猫達は、餌場の所まで来て、凛々花と一緒に挨拶をする。
「いただきまーす!」
「にゃにゃにゃにゃにゃーっ!」
今夜の凛々花の夕食は、猫達の豪華なキャットフードに合わせて、凛々花特製のペペロンチーノだ。
「やっぱり自分特製の料理は美味しいなぁ〜♡」
みんなが夕食を完食し、しばらくまたゴローンと転んで休み始める。
20時。
深い眠りにつきそうになっていた凛々花は、寝ぼけた目で短い針が「8」を指している時計を見て、一気に目が覚める。
「!!もうこんな時間じゃん!もうちょっとでお風呂に入らなきゃじゃん!お風呂洗ってお湯を張るからちょっと待っててね!」
そう言って凛々花が浴室で浴槽をスポンジに泡状で出てきた「風呂キレイ」という洗剤をつけて洗い始め、30秒おいて泡をシャワーで流す。そして凛々花は、 風呂リモコンの「ふろ自動」のスイッチを押し、 浴槽にお湯を張り始める。
リビングに戻ってきた凛々花。 お風呂が沸くまでの10分間、 猫達の寝室に行きベッドを準備する。 掛け布団をかけて枕を置き、 敷布団を敷き凛々花は大忙し。 そんなうちに 風呂リモコンからメロディーが流れ、「お風呂が沸きました」と音声が流れ、お風呂が沸き上がる。ちょうど凛々花も猫達の布団を準備し終えたところだ。
「お風呂沸いたよー!」
凛々花が猫達を呼ぶ。
猫達が次々と脱衣所に入り、人の姿に変身する。
みんなは、服を脱いで浴室に入る。
まずは浴槽を汚さないように、シャワーから浴び、出かけて汚れた身体をモコモコとした泡でみんなで仲良く洗う。そしてシャワーで泡を流してみんなで仲良くお風呂に入る。いつも凛々花がお湯を張ったときは、全員が入ると、張ったお湯が浴室の床に溢れる。その分、肩までたっぷりとお湯につかれる。
そして浴槽からあがり、みんなは身体を拭いた後、凛々花はドライヤーで髪の毛を乾かし、サラサラの髪の毛になる。
凛々花が猫達を寝室に移動させ、猫達を寝かせる。凛々花も自分の寝室へ行き、寝る。
ーこうして凛々花と猫達の一日は終わるのであった。ー
いかがでしたでしょうか?
猫ってとても可愛いですよねー♡(笑)。
皆さんも猫、お好きですか?
よろしければ、評価、コメントも是非よろしくお願いします!
連載小説「エストラス•リリィ•ガールズ」も次話を執筆中。どうぞお楽しみに!