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殺鬼道  作者: 明 治
7/25

壱ノ道ー鈴ー⑥

「命令に背くとどうなるんです?」


興味本位で聞いてみた。


「さぁ?どうなるんでしょう」


期待はずれにも程がある。

この人は何も知らないんじゃないか?

本気でそう思ったが、どうやらそうではないらしかった。


「気分ですよ気分。私の機嫌が悪ければ死。機嫌が良ければ生です」


クズ過ぎる。

職権乱用とは正にこのこと。

先行きが不安すぎる。


「因みに、今はちょっとだけ機嫌が悪いです」


僕のせいですか?

僕の遅刻のせいですか?

そうですよね分かります。


「あの…なんか、すみません」


「別にいいですよ。謝意は今後の授業態度で示してください」


「………」


「………」


無言になってしまった。

何とはなしに。


「そろそろ入りませんか?」


とは、紲の提案。


「そうですね。もう5限目も始まっていることですし」


ここから。

ここからだ。

ここから、記憶のない少年夢野紲が何者かになるための物語が始まる。

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