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殺鬼道  作者: 明 治
19/25

肆ノ道ー冷ー④

クラスのみんなはいつの間にかどこかに行ってしまっていた。

紲も屋上に向かおうと教室を出たとき誰かに肩を叩かれた。

久津和だった。


「おいっ!一緒に行くぞ!」


そう言うと階段に向かって走って行く。


地下には上に行く階段が二つある。

一方は非常階段でまっすぐに屋上に行ける。

しかし、久津和はそれとは真逆の、別の階段に行ってしまった。

それに、立花に彼女以外信じるなと言われている。

その言葉の真意は測りかねるが、久津和は例外と見て良いだろう。


「早く行くぞ!ここから逃げ出すぞ!」


屋上に行くよりは逃げる方がいくらか賢い気がする。

三十六計逃げるに如かず。

立花には悪いがにげ、ここは逃げの一手をとらせてもらおう。


しかし、これは。


最大の悪手となった。


それは唐突に、割と早くやってきた。


裏切りと言う名の怪物は。

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