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殺鬼道  作者: 明 治
10/25

弐ノ道ー和ー③

授業が終わって放課後。


紲は帰り支度をしていた。

今日は早く帰りたい。

なんとなく教室から早く出たかった。


準備を終え、帰るため席を立とうとした正にその時。

大きな音で机を叩かれた。

一瞬、立花かと思ったが、腕を見る限り男の腕だった。

顔を上げると体格の良い大男が立っていた。


はて、どこかで見た事のある顔だ。


「よお、お前、白木道場の夢野紲だろ?俺は龍命館の久津和金剛くつわこんごう覚えてっか?」


覚えている。

というか、同年代の空手家は彼しか知らない。


龍命館。

門下生を100名以上抱えている、超名門の空手道場である(白木道場とは比べものにならない)。

久津和は中学生ながらそこの主将をしていたはずだ。

高校生も入門している龍命館で、中学生の久津和が主将を務めることが出来たのは、何よりもその体格である。

身長は2メートル近く体重は100キロを超えていた。

いやでも記憶に残る。


しかし、疑問だ。

紲が久津和を知っているのは分かる。

だって久津和は有名人だから。

では何故、久津和は紲を知っているのだろうか。


「何故ってお前、俺が唯一負けた奴だからだよ」

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