サブタイ考えるのが面倒になってきた今日この頃
この作品、非公開にしてやろうか…
「ねえ美香さん。ヒロイントークしましょう?」
「えっ?あ…あの…ヒロイントークって何ですか?安藤さん。それに、一休さんたちは…?というか、本編を書きましょうよ」
「ヒロインのジャンルについて作者の個人的な意見を述べていく事よ。あと、恵でいいわ。まあ、頑張りましょう」
「は、はい!なんだか良く分からないけど、頑張ります!」
チョロイン
主にラノベやエロゲのアニメ版において、 主人公のどういうところに惚れたのかよくわからな いヒロインや、 主人公の些細な行動で胸をときめかせるようなヒロイ ンを指すことが多い。
デレるポイントが常識とはずれている、主人公が特に 何もしてないのに勝手にデレる、次の話で何故かデレている等、不可解なことでいつの間にか攻略してい たので、その後、物語的に放置されることが多い。 (参考:エアヒロイン、幼馴染)
ツンデレと似たようなキャラクターであるが、ツンデ レと異なるのはデレた後は基本的にデレデレである。
(ニコニコ大百科より抜粋)
「チョロイン…ですか?」
「『チート人魚姫』の人魚姫を呼んでも良かったのだけれど、エアヒロインという事だから、美香さんを呼んだの」
「えぇ!?私、エアヒロインなんですか?」
「だって、エア主人公こと明くんとの絡みがほとんど無いじゃないの。まあ、作者の『主人公をかっこ悪く見せたい』という意向に従った結果、あなたとの恋愛フラグが立たないから…」
「待ってください恵さん!明くんは関係ないでしょう!私達はそんな関係じゃ…」
「顔を真っ赤にして言うと、誤解を招きやすいわよ。安心しなさい、『悪正義』には恋愛要素を入れる予定は無いから。入れる間も無く終わらせるつもりだから」
「か、顔が赤い!?わ、私ったら、そんな…誤解です!」
「…本題に入りましょうか。
チョロインって、結構便利だと思うの」
「便利…ですか?」
「読者って、主人公に対して好意を抱いているキャラには甘くなると思うのよ」
「自然とそのキャラに好意的な印象を抱いてしまう…という事ですね?」
「そうよ。勝手にそのキャラの人気は上がっていくのよ。理由はただ一つ、『ヒロインだから』」
「ヒロイン…だから……」
「これはチョロインに限った事ではないの。
ツンデレ、ヤンデレ、暴力系女子、無口、ドジ、アホの子、悪女、大食い、ゲロイン、戦闘狂、高飛車、中二病、電波、毒舌…etc。
ヒロインというポジションにつけば、どんなキャラであろうと、どんな事をしようと、大概のことは許されるのよ」
恵はビシッと人差し指を突き出し、声高に叫ぶ。
「ヒロインだから!」
「じゃあ、前回で言われていた、ツンデレがデレた瞬間に、突然人気が上がるのは…」
「ヒロインだから!」
「女の子が主人公の男に暴力を振るっても、全く読者に嫌われないのは…」
「ヒロインだから!」
「恵さんが明くんを罵ると、明くんが『もっと!もっと激しく!罵ってください!』
とか言っているのも…」
「ヒロインだか……あら?そんなこと言っていたかしら?」
「言ってねえよ!美香まで俺をいじめるの!?俺って一応、主人公だよね!?」
明くんが乱入してきたので今日はここまでです。