おい!大丈夫か!?クッ、なんて愚痴の量だ…ここら一帯が愚痴に汚染されてやがる。急いで助けないと、あいつの体も愚痴に支配されてしまう!
「人気の作品についての話をしましょう」
「面白い作品ならば、自然と評価されるのではないかのう?」
「『人気のある作品』イコール『面白い作品』と言うのは早計ではありませんかね?」
「何故じゃ?ランキングに載っている作品は大体が面白いと思うのじゃが?」
「僕が言っているのは、このサイトでの評価される作品には、大きな偏りがあるのでは?と言うことですよ」
「偏り?」
「ではまず画面の前の皆さんは、ランキングを見てください。日間でも週刊でも、累計でも構いません。そのランキングに載っている作品のジャンルを見てください」
「ファンタジーばかりじゃな」
「僕が言おうとていた事を先に言わないでくださいっ!」
「別にいいじゃろっ!?」
「お寿司についてるプラスチック製の葉っぱくらいの価値しかないくせに生意気ですよ!」
「バランの事かっ!?」
「名前とかどうでもいいんですよ!本題に戻りますと、ここのサイト、ファンタジーばかりが評価されている気がするんです」
「い、いやしかし、単に、サイトにファンタジーの作品が多いから…と言うことではないかのう?」
「ファンタジーの作品が多いこともあります。しかしそれ以上に、このサイトの利用者が、読む小説をファンタジーばかりに絞っているのではないでしょうか?」
「ムムム…」
「ランキングに載っている作品にファンタジーが多い影響で、
サイトの利用者の殆どはファンタジーしか目に入っていないんじゃないですか?
他のジャンルに目を向けようとしていないんじゃないですか?
確かに、ファンタジーの作品には面白い作品がたくさんあります。
無職が転生して本気出す話も、異世界で奴隷のハーレム作る話も、ゼロから異世界生活始める話も、この世界がゲームだと…」
「その辺にしておけ一休!色々とマズイ気がするぞっ!?こう…著作権的な意味で!」
「しかし、日間ランキングには「異世界」や「VRMMO」や「学園」を題材にした、有象無象の作品が多すぎます!質が低いのなんのって!玉石混合状態ですよ!
玉:石=1:100(飽くまでも作者主観です)くらいの割合だよっ!」
「青鬼みたいなザコ作家が何でこんなに偉そうなんじゃ!?頼むから止めてくれッ!なんじゃか取り返しがつきそうにない!」
「和尚、これは飽くまでも作者の持論です。
作者の主観的な考えで合って、意見が合わない方も当然いらっしゃるでしょう。
趣味で書いてるんだと言う方もいるでしょう。
お前にそんな事を言われる筋合いなんかねーんだよクソが!という方も居るでしょう。
それを踏まえて、今や日間ランキングを占領している魔法の言葉を言いましょう」
「嫌な予感しかしないのじゃがっ!?」
「チート!ハーレム!S「そこから先はR15指定じゃよっ!」
「…略してチーレムですね。こう言ったパターンがマジで多い」
「上のネタは分かる人しか分からんじゃろうて…」
「ちなみに、作者はテンプレを読むのは好きですが、書くのは嫌いです。大っ嫌いです!」
「書くのは嫌いと言うより、書いても他の作者さんに負けるからじゃろう?」
「…『テンプレも書けない俺は死んだ方がいいだろうか?』という愚痴でした」
「結局、自分を卑下するんじゃのう…」