第17回戦 第二印象
◆第17話 偶然、必然、運命
『あ!今蹴った人だよ!』
「今の?舞の好きそうなタイプね〜。」
私達は今サッカー観戦中です!なんか流華は品定めとか言ってついてきた。深く意味を考えちゃダメだヨン様パラダイス(ぇ
…にしても、花形先輩かっこいい!!超さわやか!汗だくでもさわやか!暑苦しくてもさわやか!!なんかもうさわやかッ!
「褐色の肌に黒髪。身長170強。スタイルAランク。さわやかフェイス。―舞の好きそうなタイプね。
でもまだ性格わからないし、青海みたいに王子スマイルのくせに腹黒かもしれないわ…。いや、でももし中身もさわやかだったらどうしよう。悪いところが無いじゃない。舞は激プリ(激しくプリティ)だからあっさり両想いになっちゃっいそうだわ。そしたら私の気持ちはどうすれば……!」
うーん、なんか流華がブツブツ言ってるけど、あえて気にしないよ。
『あ、部活終わったみたい!』
いつのまにか結構時間が経ってた。時間を忘れるくらい見とれてたわvV
「よし、近くで見てやろうじゃない。」
『わ、流華!』
流華に腕を引っ張られ、先輩や青海がいるところに向かう。
うひゃーーーー!ドキドキするよォ!先輩私の事覚えてるかな?
ん?なんかジャンル変わってない?コメディーでいいのかこれ?まぁあらすじにラブコメって書いてあるし、大丈夫だよね★☆
「藤森!高梨青海!」
「あ、流華ちゃん舞ちゃん。」
「本当に来たのかよ…。」
微笑む幸希と呆れる青海。
なにさ、その嫌そうな目は!ヒドイぞ腹黒魔王(定着)!!
「アレ?君確か……」
先輩が私を指さす。
Σドッキーン!!
なななななななんて言うかな!!?
「前に廊下でぶつか『今まで何処にいたんだよドラ●もん!』
バコンッッ!
照れ隠しで我ながら意味不明な事を言って先輩に抱きついたら(キャッw)、青海に殴られた。
『なにすんだテメェ!!』
「こっちの台詞だ。何どさくさにまぎれて抱きついてんだよ。なんか見てて痛いからやめろ。ってか此処から消えろ。」
『んだとテメェ!ふざけん──!!(ハッ、先輩が見てる!)ふ、ふざけないで下さいなでごさる!』
「それ敬語?」
┏━━━━━━━━━━━━┓ しばらくお待ち下さい
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『え、え〜と、改めまして、先日幸希にセクハ、…いやいや猥褻行為された浅野 舞です。』
「今言い直した意味無いよね。っていうか平気で嘘つくのやめようね。その内怒るからね。」
「傷は浅いよ舞ちゃん!」
「先輩それどういう意味?」
「それにしても、どうした?俺になんか用?」
『はははははい!じ、実は前ぶつかったお詫びに、お、奢らせてほしいな〜なんて……。』
ああ!言った!言ったよ私!よくやった!!あ、でも今月82円しか残ってない!給料日前はキツイぜ!(誰?
「お詫びって大袈裟な!そんな気にしてないから平気だよ!むしろ俺が転ばせちゃったんだし、俺が奢るよ?」
うわぁぁぁ!どうしよどうしよ!そんな、先輩に奢らせるなんて私にはできない!で、でも先輩とランデブー(?)したいし…!
『よ、よろしくお願いします…。』
「決まり★」
そんなこんなで、私達はデートする事になっちゃいました!!
『あ、でも先輩ワリカンですよ?』
「舞ちゃん優しいね♪」
(好感度アップ!?)




