第14回戦 夏休み=退屈
今更だけど季節はずれ
◆第14話 うだうだぐだぐだ
どうも前回青海に視点を盗られた舞ッス!楽しかった旅行も終わり早3日(温泉でばったりはなかった)。
ついでに今の私の気分は──
『暇!暑い!とけるゥ!』
ゴロゴロゴローと部屋を回る。フローリングの床が冷たくて気持ちぃ〜。
……ってアレ?この展開はヤバイぞ。 なんかグタグタして、はい、終わり〜みたいになる。
でも、ここで私が宿題とかやっちゃっても面白くない。ってかやりたくない。
なんか起きろ!誰か来い!!
「……何やってるのさ姉さん」
『おお!我が弟よッ!』
仰向けに寝てた私に、上から目線(違)で言うのは我が愛しの弟、瑠璃。見た目も中身私に似て可愛い奴☆
「寝るなら自分の部屋行きなよ」
『お姉さんの部屋は絨毯で暑いのよ〜』
「いや、床で寝なくても」
あぁ〜、新キャラ登場でとりあえずゴロゴロした1日でした、とはならずに済むや。
『瑠璃ー、あたしヒマなんだけどぉ』
「宿題やれば?去年溜め込んで大変だったじゃん」
『そんなもんやったって、地球は救えないのさ』
「……僕、ニートの弟なんて嫌だからね」
そう言って、立ち去った瑠璃。なんだよ薄情者め。
『ヒィマァ〜!流華と幸希は塾だし、鈴は決闘とか言ってたし、翔兄はメールシカトするし、青海は……』
―…………。
(『なんで翔兄を毛嫌いしてるの?』『俺は…』)
ふと、海でのことを思い出す。
あの時、なんて言おうとしたんだろ?
なんだろ、翔兄となんかあったとか?
目玉焼きにかけるモノでも争ってたのかなぁ?翔兄は塩こしょうで、青海は醤油派だったのかな〜。
きっとソースだけは無理とか、マヨネーズは無いだろとか言い争ったんだろうな……。
〜〜〜〜♪
『ん?メール……。翔兄じゃん。なになに、明日から数学の補習来い?じゃなきゃ俺がなんか言われる?』
……翔兄。私のメールは無視したくせに、どこまで嫌な性格してんの?でもそんな貴方が好き!
『はぁ、めんどくさい。鈴誘って行くか。でもあの子勉強大嫌いだからなぁ』
ついでに鈴の成績は5教科合計で100点をとるくらいのバカ。だって鈴、授業サボるはテスト前遊ぶはで勉強一切しないんだもん。
『……なんかで釣るか』
明日から補習…。私は、その補習が運命を揺り動かすなんて、この時はまだ気付かない───
↑こういうの、連載だとやりたくなるよね(笑)