【天然危険物】なろうの★1は〝好評価〟なんじゃね? てな話
【2023年11月29日 追記】
語弊のある部分を微妙に訂正しました。
黒崎 「ども。GoogleのAIさんにはエッセイストだと思われてるらしい黒崎かずやです」
チロン 「そんな御主人の迂闊にカミングアウトできなげな性癖の化身、イマジナリー相棒のチロンちゃんなのです」
黒 「さて、今回は〝なろうで★1もらってブチ切れる作家さんっておかしくね?〟みたいなことをホザき垂らそうかと」
チ 「おー。一升瓶サイズの火炎ビンをわりとピンポイントで投げつけるかのような特攻野郎ぶりにワクワクが止まらないのです」
黒 「てなわけで早速だが、この画像を見てほしい」
チ 「なろうの作品ページですよね。これが何か?」
黒 「なんて書いてある?」
チ 「ポイントを入れて作者を応援しましょう」
黒 「そうだな。で、それは何を意味する?」
チ 「──きゅきゅ? どゆこと?」
黒 「なろうの★システムは〝任意の6段階加点式評価〟だってことさ」
チ 「6段階?」
黒 「★無し、もあるから」
チ 「あ、そっか」
黒 「ちなみに任意の加点式の場合、★無しは〝評価することを辞退もしくは留保する〟という意思をあらわすだけで、マイナス査定を意味するものではない」
チ 「なるほど。そもそも明らかなマイナス査定はできない仕組みなのですね」
黒 「ああ」
黒 「で、ここからが本題なんだが、任意の加点式評価であるなら★1もれっきとした〝好評価〟なんだよ。高評価とは言えないまでも、間違いなく好評価ではある」
チ 「ふーん。……あやや? だったら、どうしてマジ切れする物書きさんがいるのです?」
黒 「それについては次の図をみてくれ」
黒 「★1評価を受け容れがたい人は、おおむね解釈①のような認識なんじゃないのかな。★3を基準とした5段階の絶対値評価。すなわち★1~2はマイナス査定という解釈」
チ 「ほほー。でも実際は②が正しいんじゃないの? というのが御主人の見解なのですね」
黒 「うん。〝作品を5段階で査定しましょう〟ではなく、あくまでも〝応援したい作品に★を贈りましょう〟なのだから、★1にも相応の価値があると解釈するのが道理かと。
要はミシュランガイドとかと同じシステムさ。
なのに★1に憤慨しちゃう人は、任意の加点式評価という意味を理解していないのか、理解したうえで〝俺様のワンダフルな傑作に★1とは何事だゴルァ!〟と思ってるのか──」
チ 「むー。後者は素敵に香ばしいのです」
黒 「まぁ、その種のチョモランマ級自尊心をお持ちの書き手さんは、どんな評価システムだろうと最高点でなきゃ不満タラタラだろうけどね。
あと、あえて言うなら──★1にひどく落ち込む作家さんも、本質的な部分ではブチ切れる人と変わらないように思う」
チ 「というと?」
黒 「これぞ我が渾身の作という自負が昂じて、無意識的に〝だから傑作に違いない〟みたいな自己暗示にかかっちゃってる感じ。
なればこそ、そのセルフイメージとは矛盾する現実に直面したときのショックが余計にでかいわけ」
チ 「なるほど。★1に憤慨する人も、悲嘆にくれる人も、あらぬプライドをこじらせてる点では同じってことですか」
黒 「傍目には、そう見えるね。どちらも自負と自尊が指数関数的に直結してる」
◆ ◆ ◆
黒 「ともあれ僕様がこの場をかりて言いたいのは、なろうの★システムは任意の加点式であり、だから原理的にマイナス査定はできないよねってことなんだ。
読者さんにも、作者さんにも、そういう認識が広まってほしいと切に願う。
★1も好評価には違いないという共通認識が形成されれば、嫌がらせのつもりで★1をつけるようなゲスも駆除できるしね。
他方、加点式でも評価の段階がある以上、★1を気に食わない(あるいは気に病む)作者がいるであろうことは否めないんだけど……
こればかりは、そんなに気にしなさんな、と言うしかない」
チ 「まぁ、それってば★システムうんぬんとは関係ない、個々の人間性の──」
黒 「おっと、そこまで」
チ 「──あう? なして?」
黒 「そのあたりを必要以上に掘り下げると、他人様の筆をへし折りかねないし」
チ 「むー。この期におよんで日和るとは、性悪な冷笑派を自称する薄らクレイジーなワナビの風上にも置けないヘッポコ仕草。
そんなオケツのホールがスモールな人は、ススキノの片隅にある某サウナ施設の岩盤浴ルームに小一時間ほど放置する刑に処すのです。
もちろん腰には〝兄貴募集中〟の合図であるピンクのタオルを巻いて」
黒 「人のコーモン様を物理的に拡げようとするのやめれ」
──終劇──
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では、また。
いつか、どこかで──