愚かの青年の命、冒険者の方々
更に夢を醒ました。
ぼくたちは何度も繰り返していた。
何度も同じようなこともして、消えていった。
そしてーーーーーー。
「持秀、今日も行くのか?あそこに」
声を掛けてくるのは親友の秀幸だった。
日曜日の昼頃、あそこのパン屋の焼き鳥飯の弁当が好きで通っていた。
富冷枝私立高校高二の丁度二学期辺り。
桜も見飽きたぐらいの季節だった気がする。
幕の内弁当はパン屋さん隣の雑貨屋ぐらい美味しかった。
ビル7階にある不思議なお菓子屋さんの噂がある。
蔵雪町の繁華街に佇む小さな駄菓子屋さんもある。
小中の学年の生徒たちがたまに通う場所に持秀が同級生と一緒にたまには向かう。
そんな毎日をぼくは過ごしていた。
ぼくがある日に言った言葉が始まりだった。
"約束の日"と呼ぶべき出来事が五人の最後の言葉だった。
夕暮れ時の日、街並みは夕闇に覆われる寸前で帰る仕度する生徒や通行人が商店街に溢れていた。
まだ元気だぞという感じで商いの声援が飛び交う。
ぼくは歩く傍から、いつもの通り道にほんの明るい色が点灯する薄暗い電気がどっか暖かくて温もりが感じられてよかった気がする。
気が付くと家の中でぐっすり眠る自分の姿が見えた。
どこか遠く見つめる先にぼくが考えるものの中身はとても濃い色をした影に潜む闇。
薄く淡い空気のような秋道に凍り付いた鏡が置いていた。
そこに立つ男の姿がきっちりと映す出していた。
ぼくは一人の男の子で前を向くことさえ問わない。
生前の姿のまま、ぼくは歩く姿がある。
終わりを迎えた今日の日の夜。
2011年7月中旬、五時17分丁度。
死んでいる肉体で祝う。
苦しみに落ちる。
家族の夢の中、ぼくは生きています。
持秀で言うすべては叶えず、ずっと前にいた自分の決別が行った未来を失った。
七百四十四回、巡りだした光にぼくは差し伸ばす。
二つの絆、彼ともう一つの中。
選ぶ選択肢に与えられたものの印象が深く残った。
鈍いと夢の終わりと始まりを知る。
少年は歩む道がどれだけ深くても、誰も覚えていない。
決して無縁の存在に出来が好すぎる不可思議な形。
ぼくは知っている。
それが何より大事なものを。
希望も絶望も知っている。
だから。
村の中で夢を醒ました。
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「う、うーん。今日一日、大変だったなぁ。お兄ちゃんがあんなに動き回るのだから、大変」
ぼくはほんのちょっと小さな違和感を感じていた。
自分が自分じゃない感じの感覚。
手を染みる痛みと冷たさが肌に透ける。
桶を拾って、お母さんの下に向かって走る。
お母さんは果物や野菜、調味料の袋を持って出掛けようとしていた。
「お母さん、今日も売ってくるの?」
微笑みがぼくに向かって頭に乗せる手はとても暖かい。
「ええ、隣の町にすぐに帰ってくるからいつものようにお留守番ね」
「うん」
ブランサカ村、村の端っこに住むぼくたちはいつも小さな村全体が見渡せる程広くなく。
70人程の面積で田舎の町の風景。
お母さんはいつも、お父さんが亡くなってからお買い物は隣の町に行って買い物をする。
お兄ちゃんは時々イタズラなことするけど、仲が良いって訳じゃなかった。
ぼくは時々迷惑掛ける兄に周りの人が迷惑掛けていないか心配だった。
繰り返す夢の物語がぼくの中で巡った。
ああ、どうして――――――と。
怒り狂うことさえできなかった。
沸き出した心の痛みは酷く曖昧で無頓着なことだったと反省する。
同じ頃にもう一度、来た運命がぼくの命を奪う。
冒険者たちがやって来たのだ。
村長は、この提案をしなかったはずだった。
でも受け入れるしか自分たち生き残るすべを知らなかった。
依頼を受けた冒険者たちが続々とこの村にやって来た。
ギルド長のハッカスは、副ギルドのレイカに聞いた。
「確かにこの依頼作成書でいいんだな?」
「ええ、そうです。私たちが確認した結果がここに記しています」
分厚い資料の上に度重なるスタンピード前兆。
それを記した地図の上にこの村の全体を写した紙が置かれていた。
幾分の肥料が必要が迫られる状況で派遣出来る冒険者が少ない。
何名かはAランク冒険者やCランク冒険者たちが護衛の代わりに置かれていた。
ハッカスも自分のことのように考えた。
「そうだな、まずは下準備と下調べだろ。現役時代だったらよかったのに、ああ面倒くせぇ」
副ギルド長は薄ら笑いして、机の上に置かれた紙を持って出掛ける準備をしていた。
「マスター、今日ばかりは仕方ありません。先日に知ったこと何ですが、村の中央付近でダンジョン発生件数の増加目白押しでクタクタの気持ちを存じています」
二人はギルド室を後にし、受付嬢に後は任せると伝言を頼む。
繰り返さない未来があるなら、ぼくは行動する。
お父さんがぼくのせいで失ってしまったこと。
どうかぼくに女神様の祝福をお願いします。
心の中で願いつつ、旅人達を出迎えよう。




