悪魔表裏一体が棲む心は、体の言葉に交わす絶対の約束
ターンごとに決める技の基準がわかってくるとけっこう面白い。
様々なカードでヤンキーさんは翻弄される一方でぼくは一つカードを見た。
騎士頭一党に命令を下すヤンキーさん。
その手札を封じる持ち札は持っていない。
騎士と魔女上位互換のパーティーメンバーの人らを上手く使うには手駒の手数が少ない。
「動かないっすか、もう一度アタックするっす」
倒されたぼくはとても楽しかった。
「で小僧。もう、出来なくなったぞ。どうする?」
羽を背中から生やす翼は青く湿った模様を描き、白く濁る先っぽが少し残りつつ。
「うん、遊んだから。あんたらで遊ぼうと思う」
武器や道具もない状態であれば、後悔するだろう。
「お前は知ってて言っているんだな。ここがどういうところかを」
ぼくは横に首を振る。
「知らない。誰かなんてどうでもいいでしょ」
壊れた羽を持つ小さき翼の幼年の子供が滾らせた願いによって生まれた存在だと知らない者たちはこう呼ぶだろう。
《死神の赤子》
広げる翼は誰にも見られない卑猥の塊の姿をした幼年の男の子はここにいる者たちにとって脅威になる存在へ変わる。
「選ぶ絶対、希望の失い。あれば斯うものぞ探せ。人名来れば誼に外れる。風は共に、歩くこと。すべての絶裔に発せれば言霊の呪霊が囁く。死して亡くなれば。この世を歩まん」
子供とは思えぬ言い回しをする言葉に誰か指摘していればわかったことだろう。
「絶対神域《終焉広域》」
すべて生き物を喰らう化け物いたとすれば、このような生物を破壊する人間だったろう存在だ。ちっ、まだ生き残っていやがる。
言葉を交わした連中ごと飲み干した魔力と残量は桁違いに欲した。
「骸になっちゃった。まぁいっか、ぼくには関係ないことだし」
魔道具だけがぽつんと残して彼は去っていく。
数ヶ月後に発見される死体が盗賊団一味だと判明するが、どこの傷跡もなく。死んでいる状態の男達に不審を抱くものだ。
「これけっこうやばいっすよ。先輩、触れない方がいいと思ったっすよ」
第七騎士団の男が、服に染みた濡れ袋を仕舞う。
通報受けた者も同様に、数日後に亡くなっていた。
衣服に何もない状態で人が死んでいるのだ。
触った痕跡があった場所には、通報した者だった骸が死んでいる状態で発見した。
何人の者が死んでいる現場は騒然としていた。
「ちっ、触っちまったか。部下の連中にも伝えろ。遺品すべてここで処分するとな」
『猛烈の炎よ、業火になって眼前の者たち滅ぼせ。《爆炎の千錬銃》」
建物全体に掛ける魔法を放つ。
自分ごと葬り去るつもりで放った勢いで燃え盛る炎の電の火は回り巻き込みながら、破壊と燃焼をしている。
「ちっ、まだいやがる。残りカスが」
何度も当てる。
狂ったように。
始まりが終わりに迎えるまで、何人。生き残れるだろう。
この日の事件を「呪いの夢」と名付けた。




