精霊と言うものとカードゲーム
町の中は凄く平和そのものだった。
美味しい果物もくれたことだし、タダと言う言葉に偽りなし。
噴水が噴いている場所にカップルらしき人影が多くなった。
とある建物に入り、コインやパーティーみたいなことをする場所に場違いなところにぼくはいた。
貧民地帯な場所の雰囲気に楽しむぼくは我が悪そうなおじさんたちが囲う。
「おい坊主、ここに来られてちゃあいけんとよ。柄悪ぃ連中うじゃうじゃいらっしゃって、負けんずんとおるかるに」
よそもののぼくは少し楽しみにしていた。
ああ、変だけど。ぼくはこの人たちに少し似ているんだ。
「うん、だから。勝負しよ」
ぼくはそこに置かれているカードを指差してこの人たちに問う。
「小僧クセに生意気なやつだな。おい、お前やれ!」
入れ墨が多くある男が少しヤンキーみたいな格好をしたお兄さんに指名する。
「へぇ大丈夫なんだですかね。これ弱いっすよ」
「いいからやれ! 命令だ」
「へい、了解っす。しゃあねえから親分から頂戴するっす」
受け取り金を取り、カードの順に並べ替える。
「三ゲームいいっすか。じゃ、これを載せるっす」
瓶と紙袋を載せた厚みがある中身は秘密の袋を中央に置く。
台座に大きな肖像を並べてゲームの説明をする。
「王とキングが両方いる場合は無効っす。ジョーカーとクイーンも同じっす」
様々な肖像を置き、カードを敷き詰める。
「キング、クイーンは王に親しい存在っす。ジョーカーと王はとても仲悪いっす。そしてこのカードが占めっす」
レジェンドカードと示す剣が交わる点を王二人が掲げる。
どちらの王の姿似はにちわしくない格好をした王らしからぬ打っ欠こうなカードだった。
「雑兵と部下一行はある程度強いっす。英雄や魔女は関係なく除外されるっす。隊長クラスが出たらクレリックに任せるっす。僧侶と神官は雑兵と同じっす。一人一枚カードを引く感じでターン終了っす。山札の一枚は相手の方から見えない仕組みっす。実戦方式組まれた魔法型カードゲームっす。これでおしまいっす。理解出来たっすか?」
ぼくは頷いた。
「一応もう一回説明するっす。王と同じくらい強いものがクイーン、英雄、魔女、魔王、神、ジョーカー、キングっす。何故キングなのかは無視でお願いするっす。一般兵、雑兵、神官、僧侶、魔法使い、剣士、弓使い、槍士、斧使いっす。暗殺者と影は闇に潜む罠に最適っす。それ以外は除外されるっす。以上っす」
説明が終わり、水晶を翳し展開する術をこの場にいる全員を巻き込む。
風景がやがて変わり、草原地帯のフロアに立ち上がる。
設置されてある舞台装置が起動し二人の目の前で展開するゲージが表示される。
「人間対象に表示されるっす。立体装置が発動してる時の政治や経済が担うことができるっす。遊び半分やると痛い目合うっす。自分それで痛い目に遇ったっす。ここにある表示がお互いの能力値っす。一桁以下になったら負けの仕組みっす」
ぼくの目の前の表示は1000と書いてある。
相手の方も同じ表示だった。
「攻撃力と防御力の説明するっす。相手の持ち札とお互いの手札が同じ場合は無効になって破棄されるっす。それ以上の手札も同じっす。一ターンごとの手札の確認と持ち札の捨て札も大切っす。カードの読み合いがこのゲームの醍醐味っす」
男の手札を切ると表と裏に分けた。
「もう一つ説明するっす。表と裏で効果が違うっす。実戦なんで緊張してるっす」
ぼくは一枚の手札へ置き、あと二枚は裏にしておく。
「こっちターンっす。これにするっす」
山札から取り出したカードをオープンした状態で召喚させる。
「これが立体装置型魔法舞台装置っす」
「あと所持金がここに表示されるっす。疲労や困憊がより見やすくする為っす。実際にはここでは死なないっすが。けっこうきついっすよ。賭博の為の施設内だからできるっすけど、他の場所だと禁止どころじゃないっす」
ぼくの手元あるカードは魔法使いと剣士、弓使い、掃除屋と書かれたカードがある。
「命令するっす。相手の対象に二回ダメージ与えるっす」
【了解した】
騎士服を着た鎧兜の男がこちらに向かってゆっくりとはみ出るところを槍刀を振るう。
ぼくは剣士に盾役を担って貰う。
魔法使いに援護をお願いする。
生きてる駒を使って遊ぶ不可思議なカードゲームにぼくはどこか可笑しかった。




