あらすじが本編の未来、希望は誰かの為
ハルトは見えない体で惨たらしく死ぬ様を見続けた彼の心はやがて枯れ果てる寸前まで追い込まれていた。
ロカサは1階付近一帯に着き、薙ぎ払う形を取り繕うまま前へ前へ進む。
地下廊がある場所まで避難する一行を連れにして、見つめる校舎を目にし一時の不安と恐怖に狩られながら待つ安らぎを求め避難回廊を目指して進む。
扉の前まで着くとあれだけいた生徒たちがもう半数近く失った。
75名、前回までいた生徒数は700人近く。
これを計算したら、物凄い近くで人がやられていた計算になる。
護れた生徒はこれだけ居て正解だったかもとロカサはそう考えた。
避難経路は捕獲していたのでどうにかなっているがこれからはどうにもならない。
食糧の確保、自由の尊厳、戦力の増強。
これら三つに該当する能力者を確保しなければ生き残れない。
リーダーはもちろんロカサだろう。
しかし保てるのか俺に、無理だろうと決め込み。
籠城することに決めた彼の一言に賛同する彼ら。本当に大丈夫だろうかと不安になりながら夜を明かす。
ハルトの自身の記憶に不安を憶える。
流れる時間がとても恐ろしく感じてしまう。
自分が自分じゃなくなる感覚、そんな気持ちさせる空間。
今も死にそうな気持ちでいっぱいだった。
ぼくの"思い"など気にしなかったように感じる。
僕はぼくはーーーーーーーー。
悪魔の体で見渡すと食い散らかす怪物たちが校舎の中から這い出てきて次の獲物を狙う。
「ほぅほぅ、なるほどね。しかし便利な体だな、この固体は生き物ににちわしくない生命力持っているね。魔力も忍耐力も相当だ。呪力みたいな力も持ち合わせているようだし、けっこう使えるかもラッキーみたいな感じだな。この残りカスみたいな力は何だ、無意味にその力だけが外せないような」
持秀の心がここに響く音を鳴らす。
見えない光が魂の中に入り包み成す人格が生成される。
生前あった肉体のままに、あり続けた志しのまま生まれる生命が彼の心を磨いていく。
禁断な実験を試みる感じの雰囲気だった。
二つあった証明になった。
前世の記憶を持つ彼は転移した状態のままの姿で現していた。
校舎の手前の場所に、突っ込んだら敵陣真っ只中だった。
ウジャウジャと怪物たちが跋扈する場所に転移した青年は何が何やら…………。
悪魔の力で入れようと瞬間、はみ出しの力が反動して空の空気に連動してあらゆる力が力場となって雷が落ちる。
そこに精製された青年だった訳だ。
以前の記憶はまだ思い出していないがほんの僅かにあった。
記憶と人格そのものを作り出した型は生き物の生命力に反した能力を持った兵器だった。
持秀は一人の少年のことを心の底から応援していた。
しかし、望んだ声は届かず。
青年はこの世に造られた。
悪魔は外れたネジが取れたことを喜び、力の根源たる源を探ると。
「ああ、やっちまってる。ちっ 天使共めまたやらかしやがって殺す面倒くせぇから後にすんが」
翼を大きく広げ別の場所に移動する。
時が生成される生み出すが可笑しく変化する。
時空の狭間に取り残されないよう気を配りながら悪魔はこの空間事態が生成された呪いの一種だと見抜き立ち去った。
手に負えない最悪の未来が一人の男の運命を決めていく。
未来、過去、現在に渡り彼を通して見上げる空はとても青かった。
最初からやり直そう。




