地獄と両方を備えた感覚は僕は知らない
教室に入るぼくは右後方に座る席に隣の席にいる人に挨拶する。
「おはよう、今日もよろしく」だけ挨拶し鞄を机の上に置く。
そんな毎日だったぼくには何だか苦かった。
教師も同じ繰り返しの内容しか聞こえない。
ぼくには同じことが出来なかった。
窓側の席に座る者にとってあそこは心地よさそうだなと観察する日々の生活が続いた。
あの日の出来事で目を覚ますと教室から離れた場所で何だかもめごとを抱えたグループが出来上がっていた。
聞き耳を立てていると……。
「……だから。お前に……」
「…って、……知らん……………」
騒ぎ立てる人たちといる生徒はぼくの知らないクラスの生徒だった。
腕章を付けた風紀員たちがそのクラスメイトを尋ねていた。
その一人がぼくに話し掛けてきた。
「君は休み時間によく通りかかる少年だね、今。取り調べでみんな忙しいんだ。その中に君も含めていたけど、知らないようだね」
リサレフーツァ 学生寮の風紀員を掛け持ちしている生徒。
ぼくに話し掛けてきた男の人は皆年上染みた人ばかりだった。
「あっそうそう 君に言わなければいけないことがあった。第三校舎が封鎖することになったから近寄らないように」
駆け足でぼくに言って見えなくなるまで見送った。
人が多いこの学院は生徒数も数十倍に多くなった。
祭りや看板を掲げるお店もこの学院でしか買えない物品が数多くある。
他国の生徒も多数あり、教員もそれなりに多い。
貴族生徒は一般エリアには入らない仕組みで起動し貴族生徒は貴族生徒のみで構成することもある。
その分だけの平民は狭いエリアで品揃えを設けなければいけなくなった。
もちろん初心者エリアのダンジョンや中級ダンジョンなど存在する。
学生だからと侮れない資格を持つ者たちはある種の冒険者資格みたいなカードを配られる。
格によって決められた基準を満たすと昇格し上位の昇格を獲得できる仕組みになっている。
世界選定で決められた話に聞いたことによるとダンジョンは誰もが使える機能の常識にして様々な呼び名で国ごとに言う言葉が違っている。
崩壊するほど力を持ち合わさない実力者が天辺から最下級まで揃え済みだった世界は幾重にも重なった偶然に滅びと革命が度々化学反応して歴史を塗り替えた。
大もかな説明はこれくらいにして僕は二つの温もりを知っている。
お兄ちゃんともう一人の心を持つ人格者と呼ぶ"訪問者"
知識以上の常識で決められた行動をする者はただ唯一の日本人だけだと言う。
誰一人として生き延びするさえ躊躇うほどの紛い者は二つ名を与えられる実力者だったする。
けれども、そんな僕にあるのは癒えない夢の中にある。
何処かで見た記憶とちぐはぐな未来って感じの僕は温かい家庭に育った環境に居た場所に抱いた居心地が本当によかった。
同じ思いが伝わる話が幾つもある物の一つだと思っている。
僕は冒険者を知らないじゃなくて知れることが出来ないと言った方がいい。
自分の賭けた勝負に負けた者の宿命だった。
もう眠るね、君が大切だった物をよく大切と良いよ。
影が謡う。
地面に盛り上がる不自然な形が喜びの花を咲かせる。
吹き出す地面は怪物たちの温もりを殺していく。
スタンビート、この世で最も不幸な宣言がこの学院で発生した。
人の形を保っていた少年はひび割れし崩れる寸前まで保ち、咆哮を上げる。
後に呼ばれる伝説がここにある。




