希望を抱くもの、彷徨いの消えない道
数日過ぎた頃、僕は歩いている道に小さな違和感を感じていた。
どうして、ぼくはあの場所にいたのだろうと想い振り返る。
考えるぼくの頭に浮かぶ雲は何故か曇って見えない。
だけど、ぼくの気持ちにある想いはしっかりとわかる。
生徒会はあそこの場所にある校舎が残った服のような布切れがあった。
それっていったいなんだったんだろう。
ぼくはどこに向かっているのだろう?
迷い道に彷徨い歩く影が薄い残った篝火を点す光だった。
長い夢をずっと見ているようだった。
学校の隅に浮かぶ雲が天高く昇る太陽がぼくの心を殺す感じがした。
その中に一つだけ見えた明かりがぼくの前を過ぎ去った。
教室の鏡に見えた光はなんだったのか分からずじまいに時間は過ぎ去っていく。
記憶にあるぼくはどこにいるのだろうと疑問視する。
空は青い、海は透き通る程青い。
流れる川はどこまで青く、茂った草花は太陽を浴びる。
ぼくは生徒として生きて居られるのがとても怖い。
夢にいる兄の存在もぼくには何だか不思議。
◆◆◆
生徒会会議室 廊下に立つ八人の男性と一人の女生徒が混み合った時間帯に起きた事件に調べる聴取をしていた。
「たった七件なんて不幸よ。事件性ある部分に占める割合が大きいこと示唆しているのにこの様でしたか?」
叱りつけている女生徒が風紀員のミワラ・ディンネ。
午後八時に始まったこの会議は一人の男子生徒が行ったことが原因だった。
ネフロッテ・ギリスが行方不明になったこと。
「俺が見掛けた時には、あいつがいなくなった後だったんだ! 信じてくれよぉ風紀員長」
弁明する彼はたまたま、そこにいた目撃者だった。
「何度も聞いているわよ、あんたらに聞いた私は忙しいんだから。七件起きた現状をどうにかするのは役目でしょ!」
度々起こる現象がこの学園維持に関わっている。
女子生徒や教員が居なくなる場所も把握しなくていけない決まりがごく自然と生まれた教育機関が設立したのは風紀員だった。
怪物や超常現象が度々起きる事件や問題が発生し解決する組織が風紀員の仕事の一部になっていた。
貴族の生徒もその中に含まれる。
「そして、この現状維持に関わっているメンバーはこの4人だけですか? 残り四名は探しようもくずで良いかしら」
彼女はくすんだ笑いを見せ4人を見つめる。
風紀員たちは頷いて、渇いた響き声が廊下にただびいた。
ミワラは資料の一部を片手に指を指し彼女は宣言する。
「明日から、今日まであった出来事を収拾に当たり全生徒を取り調べを行ってください。生徒会長及び風紀員が関わった生徒も含めて強制連行して何もなかったこと証明お願いします!」
4人の風紀員たちは一斉に会議室の資料を取り、誰一人とも振り返らずに出て行った。
ミワラは資料を向けると、そこにあった一部にハルトの名が刻まれた資料が見つかった。
保護された男子生徒、無機質な男の子で目立つことのない生徒。
そう記されている。
彼女は立ち去り、残された資料に関する情報の中にあった部分に一つだけ不可解な難題がある。
彼の生い立ちだけが記されていないのだ。




