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賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: jmoashit
始まりの世界、終わりを告げるもの
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一人の世界は狭い。愚かな夢の始まり

王都のルーグウル首都エルスミア人口密度は160万人の住人達が暮らしている。


北は貴族街、南は小金持ちの住人達。

東は貧民街とギルドがハーヴィゼシハ大森林は生息域の魔物たちが徘徊している

中央は商業地区になっている。

囲うように出来ている壁の向こうに作られる住人達は西地区の住人達。


勿論。護ってるのは西地区の住居の住人達がいつもやっている事。

それゆえに力の差を感じてしまうのもしょうがまい。

ランクで言えばAランクかBランクの中間辺りが相応しい。


近隣住民は殆ど家から出ない

だけど、西地区の住人達は日々戦って生きてる。

逞しい人達である。

東地区住民は地下開道を通りスラム街の住人達はギルドに依頼を貰い。

日々の生活を生きている

そんな生活する皆は左右とも生活を守る為に戦ってる。


そして、貴族街の住人達はそれ以上に厄介者である。

中央の商会ギルドの住人達も同じである。

度々起こるのはこの二方面ばかり。


ハーヴィゼシハ大森林地帯は西地区の住人達が近い為に森へ赴き討伐を各自行っている。

東地区に出向きスラムと同等なレベルで報酬を受け取る。

西地区と東地区は仲は基本方針違いで行き違う!


大猿とグレートバッファローの他にも蚯蚓が変化した小型生物や時計の針のような武器所持した中型生物が多く生存している。


そんな環境に育つ村の連中はしぶとく生きている。

ギルドにとある一報を齎せると領主自らここにやって来て大勢の使用人や護衛の人々を連れて勇ましい姿で現れる。


「ここに依頼書申し込みにやってきたエルスミア領主ルアサブルグに命じる。

任意な決断を"闇ひげのオラクル"ギルドに託せると国王陛下が命じられた。

私はその派遣に参られた使者である」


堂々と進言する男は赤みがかった緑の様々な色彩に心踊らされる色合いは男の意味を与え存在感増す。



男は堂々と尊大な言い方をしてこのギルドを後にする。

ギルド職員たちはあわてふためく。

その中にギルド長のハックスが職員全員集め

一同介したところで。


「みな、聴いてくれ。

我々が多くも期待を寄せられる陛下が国民の為に心を打たれた。

ギルドの名を恥じぬよう、気に留めて欲しい。たった今、我々は調査及び開拓の準備を。

冒険者諸君に手伝って欲しい」


普段賑わうことはない喫茶店兼酒場はギルド長の一声上げて盛り上がりを見せる

AランクやBランクの冒険者たちも顔を見せ。

Eランク冒険Dランク冒険者Cランク冒険者たちも続々と現れる

そして集まった人数が150人

それぞれの個性が集まった色それぞれの人間たちは人であることを認めた人種


我が国は発展しようもない寂れた田舎の国

たいして産業もない。そんな国に仕えられる騎士たちはいる。


"矢騎士の王団"と呼ぶ王族近衛騎士団

騎士団長のブレイクス・フォーチュマル

副騎士団長のノスメア・エルダシュック

近衛長のミステエルロード・ウルファウォンス


三つの集団が取り仕切っている。

小さな国を支える者たちはいつしか英雄と呼ぶようになった。


候霊歴三百四十四年7月中旬頃。


バスクターク平地に集った兵士たちがいた


「各々、訓練を始める。

槍部隊の総長ブステュール、報告お願いする」


声掛ける主は一人一人見廻したあと。

顔にいくつかの傷あとが残り左半分の顔に刀で傷つけられた何本の跡が残る男に報告を促す


「はっ、ブルスト平原で負った傷であります。

貴族の跡取りの人には畏れ多くも立ち向かったであります。

兵士故、処分下せる方々にご迷惑かけること申し訳ありません、ただ。

皆々さまに処分を下されないようお願い申し上げます。

私一人で犯した罪であります。

どうかご決行お願い申し上げます」


つらつら述べる男は膝低く頭を下げている


「いやいい、私は此処の責任者ではない。兵士諸君はこれまで通り。

励むことこちらがお願いすべきこと。

ただの査察官である、気に病むことはない。

報告する義務など私にはない、査察することに意義があると私は思っている。

王国はこれまで通り。

平和過ぎた故、心苦しく願っていたさ」


これまで生きられた人生を振り返る。

男はいままで、貴族階級の出身

下級貴族の三男で落ちぶれた厄介者として追い出され

フラフラと町中を彷徨いていた。


そこそこ良い店に着き。

男たちが騒ぐ声に釣られて見にいき、男たちは冒険者ギルドの酒場で酒を飲み食いしていた。


冒険者に良いかも想い、一声掛ける。


「なぁなぁ、酒は美味いか。

俺にもそれと同じものをくれ」


ウエイターに男はさっさと無愛想に置くとウエイターは他の客に向かう。


そうして男は振り返ることを終える


この国は平和なのは良い意味でよかったかも知れない。


争いもなく、文化的遺産もなく、ただ平和だった。


病的処置もないまま、時だけ過ぎ。


このまま朽ち果てるのを待っているかのよう。


貴族は平民ともに生き、朽ち果てるまで生きてゆくと思っていた。


皇帝陛下が代替わるなんて思わない。


王子だった一人息子はこの代の皇帝陛下に引き継いだ。


この時代が混沌の始まり過ぎないことは平民たちは知らぬ存ぜぬままだった。

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成り上がり 令嬢 貴族社会
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