勇繋に望む声にサハトが描く背景
サハトはクリックの死魂をナーディディアに会わせる。
蘇った少女は"魂“となったクリックにナーディディアはサハトが問う。
「お前は、クリックを認めて家族だった記憶だけ止めた光があいつの生き方そのもの。見ている世界に嘯き吐いた夢にナーディディア自身に綴られた日誌、それがお前のことだった。生きた心地が象られた道は艶やかで包む形があんたが望んだ未来。けれど、拒んだクリックはお前そのものを奪った」
サハトは淵を取り上げる名にクリックを当て嵌めていく。
「お前は、否。望みに知った事実が男の生き方、貴女に導いた結論の先に。ナーディディアの存在が邪魔になった、領主の父はお前のことを大変可愛がり。母を失う恐怖を埋めようとした、知ってもお前は間違えた」
憐れむサハトは作り出した空間に、あるべきすべてを映す。
そして、それがお前の心の安寧だった記憶。
刻み込んだ記憶がナーディディア自身にあった限りの陰に隠れる瑕疵が原因だと言うなら、お前自身に考えた触れ合いはしていたか問える。まさか、お前はそれらを否定するか?
彼の願いとサハトの想いが酷く似ていた気がした。
ナーディディアは魂が動揺の心を揺れる。
ああ、だから。むかついたのか、こいつは否。違うか、言う言葉を間違えたのは俺の方だった。
あいつの人生が冒険者になってどうするつもりなんだ。
それでも、叶える力があるなら。お前たちが借りても、奪われる客人たちが待ってる。
闇に躍れ、記憶にさよなれ。人の心が渦巻く鼓動を打て。
クリックに向き合う。
「お前は如何したい。これは、問題が来た宿題だ。応えるのも応えないのも、次第によって決まった場所がお前の行き場所だ」
クリックは魂の形で、望みを釣る。
{お嬢があるべき姿を間違えただけ、領主様はただ。望めなかった、母君が病態するまでは領主様はよくしていた。それでも、何処かで忘れてしまった。形見になるほど溺愛していたお母様は貴女を愛していた。私はお嬢のことをずっと気が掛かった、ギフトを授ける瞬間までは普通だった。なのに}
悔しい思いがクリックに流れていく方向に進む道が決められた話の形に納められた税金になって押し寄せた波だった。
人は誰かに共感する時は誰かの想いを引き継ごうとする。
きっと、その内容はごく普通の夢を語る物語に浸っている世界で酔い痴れている。
次の先に向かう準備が出来てしまったサハトは三人を連れて、村へ駆け走る。
◆
エルデ村人口165人、ベルデ草原とハツレル湿原に近くにその村はある。
北部がベルデ草原、南部にハツレル湿原。東部が我らの領地
クライス家のクルト集落を吸収して生まれた領地がヘーベル高原に3万643人の町がリクト・エルデと呼んでいる。
ベルデ草原のところはハーツ・エルデ、ハツレル湿原にあるところをノーツォ・エルデと呼んでいる。
中央エリアのみに絞った場所がエルデ村。
そう呼ぶ地域は生まれていた。
サハトは三人を連れて、夢終わりを告げる旅仕度の終幕を遂げる為に来た。
「さ、お前ら。終焉に来る時の中で、決めた基準に決着を搗けて来る理念が。お前らにあるなら、ぶっ壊せ。すべてがお前たちが決めた規則だろ、外にある概鍾を俺が破壊して還る場所を伝手往く人の名が通る道に戻して均して待ってる」
サハトはそのまま、消える姿のままに笑顔で出迎えた。
ナーディディア、シフレン、クリックの三人に揃い。
見合わせる三人は、エルデ村の本拠地に向かう。
メイド長のシフレン、執事のクリック。
ただ一人、お嬢様のナーディディア・クライス。
運命が通るだけの賭け事を申し立てる準備は整った。
見せた揺らぎに逢えた風が彼等を出迎える。
喧嘩の成敗劇に出張る人間は誰もいない。
教会の牧師モーツァン・イへ・チェクエル。
教会の聖女ルスペル・ニーフ。
神は彼等が信じる言葉のみに語る、神書はニーフが書いた書物に載っている。
世界がハルトを縛る紐を結ぶ糸が絡み合う粘土が混ざる空気に触れる光にサハトは手を伸ばす。




