少年は目覚める。世界は動く
ぼくはいつから。こうだったのだろうか、
前世と呼ぶべき夢の中。
■■■君と一緒に遊んで、また学校?に行った?毎日通う"生徒の中に"ぼくはいた気がする。
殆ど記憶が曖昧で初めて苦しくて悲しくて怖い事なのに、■■■に憧れたりと毎日が忙しかった。
なのになのに。
思い出せない思い出せない。
どうしてどうして。
ハルトは感情の内側からこみ上げる裏切りの真っ只中に連ねって可笑しい気持ちが溢れ還る。
お父さんやお母さんがいたはずなのに記憶の中がぐちゃぐちゃで目まぐるし心をかき乱した。
言葉に出ない程に裏切り続ける感情の裏側は表向きの感情を支配しようと渦巻いて正と負が混じり合わない。
心の責め合いはどうする事も出来ずハルト自身に影響及ぼす。
唯々、待ち続けるのは許せない。
あぁ。ぼくは\僕は知らなかったんだ。
時折祷るハルト自身が。可笑しくなるのを
「お兄ちゃん。■■■になるよ」
ハルトはそう告げる表情は知らなかった感情の言葉に伝わる。
歪な表情な顔をするハルトの兄は知っていた。
「お前は嫌いだからだ。
その表情を浮かべるの見て思っていたが。
意味不明な言葉を発していたからな、それも怪しくな」
明るく呟く兄はどこか寂しそうに何所か忘れられた子犬のようにちびちびと笑っていた。
改めて自己紹介を僕の名前はハルト、11才になる。
自己の確立が出来なかった僕は色々と学んだ。
それも兄自身で変わっていく自分を見て笑うぼくを気味悪かったけど。
兄は唯々、待ち焦がれた気持ちで出迎える。
親はまだ知らない顔の人格みたいもの
幼い子供がはいはい出来るどうかの狭間に立つ男の子はさぞかし、心細かったはずだ。
それをずっと前から見てきた兄が言うんだから。
「もう後悔ねぇだろ。
さっさと前を向いてオレたちの前で笑えって」
それもあるが。さっさとサムラは思い出す。
「あっいっけねぇ。
じゃあなハルト」
サムラは急いで走り出す。
ハルトが思い出すまで逃げる予定組み、サムラは駆け足で村中の奥の方まで走り抜ける。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「よし。
これでまとめて上げよう!」
サムラは向かって手を広げると
空が碧く積もり光輝く"それ"は妖精とも呼ぶ神秘的な精霊は何所の記述にも記していない。
本が溢れる世界で手に入れる事が出来るもの
だけど。
「■■▲◆、◆■○◎▲★▼◆★◆▲★。★▼◎▲●」
言葉が生まれない名前を知る人間はいない。
「▲◆★◎●★◆▽□!□☆□■■□▽♪☆■▽■▼▲▽●■▲■▽。
▼●●☆▽○」
集まってきた"物体"は妖精と呼ぶ相応しいか否かと聞かれれば。
否と応える学者はいるだろう。
精霊はエルフとともに生きる存在して認識している。
人々も同じく信じている。
彼が手許にいる生物は"何か"に創られた人為的な異物。
精霊樹もない祠で祀られている構造物。
幾何学にも描かれた紋様が石版の上に建てられた遺跡の中は幾つにも"何か"はいる。
「やっぱすげぇな。
此処」
サムラは改めて実感する。
「魔族の奴ら、変なもん作って怒られんのか。まぁいいや。
面白いもん造ったなレイン・ボールリッチ」
黒い影からゆっくりと浮かび出し人型模様を象る。
「もちろんでございます。
アザルロア様」
「名前でそう呼ぶな、遷るだろ。
今の名はサムラだ。
転生してこの世界生まれた、純粋な躯の肉体だ。
別にいいだろ、これぐらい」
「いいえ。
いけません、先代のこともあります故。
勇者も魔王もいない世界でただ一人の主様を置いてゆくなどしたら先代様に怒られてしまいます」
黒髪で執事の服を纏いネックレスの宝石が青黒く光り腕輪には幾何学の紋様に綴られ古代文字が描かれた絵や文字びっしり詰め込まれ刃物類いものが数種類。
見ただけじゃわからない装飾品をレインは空から頭を下げ‥‥‥。
青く暗闇染まる夜空に礼を尽くさんばかりの労い頂き男は感謝申し上げる。
「いえいえ。
こうしてこの世に誕生頂き感謝しております。また再び主様に出会いた事感謝申し上げます、二度過ちを繰り返せない為にも。
この恩返せて頂きます」
強く溜まる思いぶつける。
「そして転生者がいる世界は予想もしなかったぜ。
あやつも呪われてる。
何れ世界が混沌陥るのも時間の問題だな。
魔王そういうやつがなりやすいからな、こことは違う異世界か。
どんな処だろうな。
さてっと参ろうかレイン」
「はい。
畏まりました主様」
二人は暗闇の中に包まれる。
墜ちた希望か、失った光か。
人類果てを知るいい機会だ。
さぁ。
参ろう世界の果てへと‥‥始まろうとするのは