運命は巡る時の狭間に変えた理由
ギルド長はゆっくりと子供を抱きあげる。
その頃の村では、冒険者たちが群がって復興支援に励んでいた。
少年の心はこことは違う場所に飛ばされていた。
その場所こそがきっと知っていたものだったから。
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八花 灯海親友と呼べる男でフェイスに掛けていた。
長い髪に薄く塗られた色の赤茶色の髪質が彼の意思に反映するようだった。
昼飯はまだ食べていないことを思い出し、弁当箱を開ける。
色取り取りの野菜やご飯が盛り込まれていた。
屋上に三人がいる。
そして、もう一人。
いつもはあいつの姿があった光景ももう、なくなってしまった。
「こうしているのって珍しいよな。ともっちは”あいつ”の存在を煩わしく思ってちゃうか?」
灯康が気軽にそう思い、答える。和泉がこう返答する。
「いやいやそんなことはないと思うぜ。”あいつ”の存在をよく思い出してみろ!ほら、あいつのこと」
皆誰も、覚えていない。
ああ、逸輝のことは誰も信じなくなったのか。
ボクはそこに”いる”のに………。
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夢?ここはどこだ。
大きいぞ。何だ!これっ 転生?!
もしかしてもしかしたら、もしかして本当に。
やったーーー。
水家 豹代あの学校の出身地である。
そう繋がったのだ。
未来と過去が。今を知らない彼は訪れる人生が穏やかに過ごせる日々を送れること信じて、旅立った。
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ここは何処かにある喫茶店に退魔師と不健康な貴族の格好をした男とお茶を戯れていた。
「ここ最近、異変が起こっているって本当?妖が溢れている話も聞いたけど」
のんびりとお茶を啜る男は退魔師の方へ向き頷く。
「ここ最近ではなくずっと前からだ。 それ以上に活発化している。九尾も動き始めようとしている、一級以上の化け物どもが一斉にだ。日本どころか世界が危ういかもしれん。得体もしれない化け物がやってくる可能性だってあるだろう。それに対処できる人間が非常に少ない。これからの方向性を決めるべきだと思う」
慎重に成りつつ、二人は喫茶店で話し合う。
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そうして時間が生まれた中に一人の女性が巻き込まれ事故に遭い、死亡した。
藤崎 沙柚鏵24才~28才の間ぐらいの年齢が運転中に誤った認識不足で巻き込まれ事故で亡くなった。
彼女は【煌めきの先へようこそ】をプレイして七週目突入途中で事故に遭った。そう、生まれ直したのだ。
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魔王領領地ディリア・チェクトフレーテ、750万年コーストレリア城前に立つ男がいた。
「ここにレインが参りました。お目通し願いたく存じます。異端の王の伝言を承った次第ございます。異名の名に恥じない働きでございます!」
大柄の犬の軍服を着た男の方に歩む。
コーストレリア城の主ディセーテ・アルノイツ・チェクトフレーテ・コーストレリア
首都がディリア、人口が8000万人以上。
その中にいる魔王学者。
魔界で最高学者レウレア・ヴォルクス・フランメル
コーストレリアの主にして客人でもある彼とディセーテはここに招き入れた。
そして、招かざる者が参り込んだ。
「学生以来ずっと、塞ぎ込んでいたなディセーテ。あの異常と思える怪物が嫌いだったな、そして参ったようだ。入ること許可したらどうだ!ディセーテ」
「いちいち、いちいち。うるさい男だ。無性の性質を知っているせいで余計だ。許可すればいい、しらん」
門兵の霊格類の兵士が扉を開ける。
礼服を纏った衣装でどこか触れないタチの性質の持ち主が溢れんばかりの邪気を放ち、聖力を弾く力のまま歩く姿は異様にも似合っていた。
「ディセーテ様にレウレア様。誠に挨拶遅れて申し訳ありません、レイン・ボールリッチ・ブランカロルラン。崩れた機械残骸過ぎない魔ヶ者です、異端の王が数百年ぶりに参られたので。この姿をお借りして参った次第でございます。どうかご了承お願い申し上げます」
レウレアはこのこと察し、提言する者に問う。
「まだ、そこにいた"という"ことは"アレ"の存在が目覚めた感じになった。そしてそれがあの存在事態が異常の者に託された。魔王総勢に戦っても、アレに対抗出来る者が本当にいない。呈意の枕ごとに排する攻撃が効かない。でも授けられた知恵が我らを強くしたはずだ。魔王学者にしてレウレアが誓う」
「ほんっとに異常者以上に厄介だった。そのおかげで狙えるようになったけど、気にくわない。ディセーテ・アルノイツ・チェクトフレーテ・コーストレリアが誓います」
二人が誓った契りは菰呼び(こもよび)と言う技。
嘘と常識に測れないやつに使う分配形式の術式で精錬されたコードである。
これらは二人でしか出来ない術式だったはずのやつだったけれど。
「では、引き受けて頂けると仰るのですね。でも甘い術式は解除致します!」
《戻らぬ光にて変化する者に、轟く雷が靡く。お咎めに占う神事が断った権力に排し、求めぬ勇愛が溶ける結び目に払う》
もの数分で解いた。
二人して「はぁー」ため息をつく。
やはりどうにもできなかった。
古代の時代から生きていた強者である。
サハトの部下的存在だろう。




