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賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: jmoashit
始まりの世界、終わりを告げるもの
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冒険者と兄は色々ある

兄が行動し始めたので、仕留める準備をする。


お兄ちゃんやっぱり行動が早い。


するすると冒険者たちの隙を見てはすり抜け走りに磨きかかる。


「はぁ~はぁ~。

あぁこぇええ。

こぇええ。

ハルト---ォ、さっさと捕まえて見やがれ。

ハルト--」


いつもの騒動に村人は無関心である。

これは日常的に起こっている事だからである。


そして冒険者たちは面白く半分で見ている


組合長というと頭を抱えていた。


本当に早いサムラは冒険者から見ても。関心するほど斥候向きであるぐらい判る

確かに体つきはがっしりしている。

だが本人が冒険者になる必要はない。


ハルトは急いでいる関わらず。どんどん突き放すサムラは愉しんでいる!


「あの坊主。

やはり足が早いのぅ。

誘ってみたいものだ」


「前を見てはっきり捉える洞察力は侮れん」


「ハルトと若者も大したものだ。

ああも縄を使い込んでいて、そして何だか凄みあるのぅ」


口々に冒険者たち喋り始めたのでハルトはもう容赦なく縄を投げ込み投げ込み打ち上げるように次々放り込む。


兄は佇んでいる訳はなかった。


回避回避で逃げる逃げる


二人の闘争は激しさ増していく。


建物に被害出ないように細心の心遣いで二人は村全体に駆け巡る


この村の村長は何の意味もない二人の気遣いに腹を立てる必要はなかった。


もう、どれぐらい回っただろうか。


本当に捕まらない兄はとうとう夕暮れ時まで掛かった。


捕まえることは出来なかったが一緒に出頭した

母が出迎える。


「サムラ。

いい加減大人になったんだから、弟離れしたら。

どうなの」


開口一番で母が嘆く。


「ユミイラと話し合って決めたが。

サムラもう大人の仲間になった。

村の中でいる間いいが、外は危険になるんだぞ。

悪くいる大人たちが大勢の街がお前を狙うんだぞ、逃げられる自身はあるのはいいことだが。

弟にさっさと捕まらなかった?」


う~ん。悩む兄は首を傾げる


「ハルトがいるならよし」


考えもなく発言をする兄の呆然とするぼくたち。兄は構わず誇っていた


「ヘメラル。

どうしてこの子こうも育ってしまったのかしら」


「間違いようがない事実だ。

受け止めるしかあるまい」


諦観の会議はこうして終わる。


家族会議いつもの事である。


父の一言で締める一日は終わる

どうしてこう。兄は何もするにもぼくを出す

何故だろうと考えてみるも、ぼくは思い当たる事が浮かばない。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――








「開拓はどうしてするように言われたのだい。領主に言われたからきたにしても。

可笑しいと思わなかったのかい、どうなんだい」


恰幅いい女性が冒険者たちの中の一人に尋ねる


「いやまぁ。"後ろ鉢の影"って連中に聞いてくれ。

俺もここに来たばかりな連中でな、気が立ってしょうがねえだわ」


ヤクザ風な男は軽口叩くように後ろの背を向ける視線送る先にその連中はいた。


いろいろな連中が集まり、様々人種の構成をした冒険者たち。


その中で一人。考える男の姿がある


(ものすごく。

後悔している!依頼表に載ってる実務作業の仕方の変更が行われるなんて、聞いていない。

来てびっくり、突然ギルド長が来てここにいるあろう冒険者たちに招集を持ち掛けたのだ。

俺たちは喜んで賛同した。

金がいいからだ。

だけどこれが畑仕事と併用してガキ2匹増えた程度で冒険者はやってやれねぇ。

きついが戦ってるばかりじゃ、気ぃ使わない遣り取り。

俺も元は農民だったのに冒険者やってるぜ。

農作物は久しぶりにきっついなぁ~)


ぶつぶつと小声で呟く


男がいった通りの仕方の変更がある。


冒険者は初めてぼくたちを知る。


兄は久しぶりに遊ぶついでに何かを作る


「ハルトは将来を何を考えたか。

オレはな、いつか冒険者になってちやほや出来るはずと思い、色々と手をつけたつもりだ。

何か足りないものあれば行ってくれ。

母さんたちに心配かけたくないんだ。

どうか頼む見逃して欲しい。

ここを断つ」


兄はなんか変なもの食べたのか?いつも通り変わりない。


「ハルトはこれから、どう生きるつもり何だ。

冒険者か、この村で一生を過ごすのか。

それまた商人か。

でどうするんだ」


兄は至って真面目に訊いてきた。

それに驚きながらもハルトは人生で初めて冒険者を知る。

今まで人生も振り返る事をしなかったハルトは過去の人生の起こった出来事を思い出す。

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成り上がり 令嬢 貴族社会
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