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賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: ジェネニスク
始まりの世界、終わりを告げるもの
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回る夢の出来事のルール

静かな室内で目覚めた彼女は今朝に出会った男の事が気になった。


殆どの攻撃がいなされた彼女はどうしてあんなにも殺意を燃やしたのにこちらに敵意がないとする男が気に食わなかった。


こうして、倒れた彼女は圧倒的に強かった男はこれまでにもいたが。


こうまで遇われたのは初めてだった。


屈辱だったが、男の強さが底が見えなかった。


そして、服まで丁寧に戻して消えていた。


置き手紙を置いて。


女というのはとうに捨てたつもりだったが気を遣わせたことに恥ずかしくて思った。


その手紙にもそう記してあった。


男は丁寧に予備の服まで用意していた。


「起きたみたいだな、なんで襲いかかったんだ?」


テーブルの上に果物やスープが男の座っている席に添えてあった。


彼女は男が話し最中に無駄な気遣いに苛立ち無性に腹が立った。


「あぁ、これな。宿屋のおっちゃんが、な。やるっていうから、もらっ、ってきた。から、そんなに慌てんなって」


本当に気に食わない男。


「っておい、そんなに慌てて食べなさんな」


美味しい料理ありがとう、でも男は許せそうにない。







★★★





サハトは少し困っていた。対処仕方間違っていないはずだと思うが、気軽に果物を置いていたことで話題を振ってみる。


けれど、警戒心が余計に強まった。


まずったなぁ思いながらも彼女はどうして、来たのか気になっただけの好奇心だった。


「ねぇあんたは、紛いの菀波うつばの類い持ってんの」


菀波うつばと呼ぶ類いは黒の眷属か闇に染まった者しか持たない種類の悪魔の総称。


喰うのは光に与えた印象の残りカスのみに値する一欠片。


「ああ、一度死んだからだ。悪魔の体だが、不完全だ。もう一度言うが、不完全の肉体は朽ち果てるのみだ。な」


サハトは正直に語り、少女の体を良く見る。


「眷属か、ということは公爵の類いの悪魔だな、解くことができるが。お前自身どうだ」


彼女はある程度悩み、断りを入れた。


「あんたにちゃちゃっと、入れたくないのでね!これで恩を売れると思わないことだね」


彼女はさっさと扉を開けてこの場から去る。


残ったサハトは何も考えず、唸っただけで何もしなかった。


時間軸では彼は助けたはずだったが。今回の件で反省したサハトは望む未来のために歩む道に突き進むことにしている彼の信条は弟の人生のためだった。


救わないと滅びる未来があるなら、世界など滅び散ってしまえ!


そう思っているサハトは口には出せないけど、見守っている者がいることを信じている。








★★★






一人の少女が目覚める時、複雑に絡み合った糸が正常に動き出す。


夢の中では彼女は平和そうにしていた。


婚約破棄が言いだした一言は誰もが知るところの物語。


そんな彼女は、令嬢としてきっちり払う覚悟を決めなければいけないことを知っているかい?


そして今日の日の火然の日、日本で言えば6月一日の夜行う夜会のパーティーであった。


そのパーティーで突然、婚約破棄を申し立てる婚約者の姿があった。


その中にラサエルの姿があった。


婚約者がそこにいるのに、彼女は固まってしまった。


それは、一人の令嬢を囲うように立ち並ぶ男性たちの光景だった。


ラサエルは傍に令嬢の陰で見え。信じられない光景を見た彼女は唖然とした気持ちで、どうすればいいかわからない思いだった。


自分もその中に含まれていたこともあり、彼女は今後の将来考えなければいけない立場になろうとは知らず呆然と行き先を知らなきゃ行けない気がして心に留めた。


何でそこにいつから、いるのか知らない彼女は問い詰めたい気持ちでいっぱいだった。


立ち入る立場であるのは、この学園のルールにあるかも知らない。


いつの間にか出来た序列比率で彼女はどうしても許せなかった。

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成り上がり 令嬢 貴族社会
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