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賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: jmoashit
始まりの世界、終わりを告げるもの
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冒険者たちの楽園、静かな道

ミリハスラン学園都市ロザンレス。


中央に位置する貴族街の右端に貧民街、荒れた地ルーシュブランダルがある。


ここに住む住人達は教会のとある建物内部で祈りを捧げる!


厳かな小さな教会は誰一人近寄らない神父がいる。


外の外壁に当たる場所に貧民街がある。


地下洞窟はダンジョンになっておりスラムの連中がよく狩りの練習をしている。


そして、そこに一人の少年がいた。


「あそこに入れるのは貴族だけって聞いたぞ。お前が行くじゃ、俺たちも行くぞ!」


おかっぱ頭の少年が赤髪の頬に片目の傷が目立つ男の子に突っかかる。


「てめぇらむりっだっつーの。勉強デキねぇじゃねぇか、ここスラムでできっか?」


男の子達は首を左右振る。


「だよな。あるおっちゃんが頼まれたんだ、依頼良い料金貰えるらしいし。ってか、行ってくる!」


ジャケットの裾を曲げつつ、広げたもんを落としていく。もちろんワザとだ。


急いで取りかかる皆々は金づるの男の子は嬉しそうに笑っていた。


男の子はみんなが笑っているところが好きで子供頃からやっていた。


そうして地下洞窟二階に到着すると依頼の花束を地面に掘り立ててダンジョン内に置いた。


ここはダンジョン内で咲く花びらが貴重な収入源になる薬草の一種のポーション作りを担うこととなった。


「おっちゃん。果たしたぜ、これで恩は売れたかな。もう来ねぇから」


涙を堪えつつも男の意地を見せ、安心させようと踏ん張る。


彼はもう16才の男の子、スラム出身だけに冒険者とみんなの稼ぎ頭になっていた。


スラム街の東地区にその教会は建っていた。


誰も近寄らない場所にルーシュブランダル教会として佇む。


都市として機能しているロザンレスは商業や銀行、馬なる車と飛行艇が行き交う街並み。


ルーシュブランダルは長い間培ってきた技術と小さい職人たちが好きで好き勝手やる不法地帯だった。


領地は元々一つであるが、元老院が勝手に決めた話がまとまり、既決されたことに依る。


ロザンレスは王都として機能し、ルーシュブランダルは小景都市として佇む。


二つの地域は長い間そうしてきた歴史があった。


この二つの地域は国が関わっている。


スラム街が跋扈している地域はルーシュブランダル、貴族街の地域はロザンレスていう具合になりつつある。


半分の地域同士がお互いに睨み合う関係性へ変わっていった。


すべて同じはずなのに両者はお互い睨み合う。


領主は勝手気ままな領主で息子もそうなってしまった。


そんな街に黒髪の男が酒場で飲み食いしていた。


男の名はリリシカ、二日前に来た旅芸人だった。


黒い部分しか出てこない街の風景に飽き飽きしていたリリシカは二つの街を調査した。


分かったことは本当にくだらないことだった。


マーテレシア商会の跡取り息子のラーシキアに聞くともともと開発する地域に分別する必要はなかったそうだ。


黒髪の男はこの街では珍しい髪色をしていた。


瞳の色は琥珀の両眼で長い剣のような錆びついた綻びが付いた紋章を身につけた男は名のある武人であろう。


薄汚れたマントと長く使っていただろう服の破れ、彼はどこに向かって歩いているのか全くわからない。


男が座って席に長身の角が出ている魔族の服装をしているサハトが座る。


ここは冒険者ギルドが属する兼酒場だ。

"ホロのなびき"というギルド名であまり人気はない職業となっている。


各地に冒険者ギルドがあるがそれぞれに特した人材がある。


受付嬢とギルドマスターは殆ど知らないことが多いの事実。


公明な貴族たちが存在するのも事実で冒険者とは小さな憧れのようなことを観る。


二人は殆ど喋らず黙々と箸を進める。


冒険者たちがそれぞれ、自慢話やモンスターの起こった出来事や地域の情報を嘘諂うことを自慢げに笑って喋っていた。


彼らは知らず知らずに聞いていた二人は店員を呼んでおかわりを注文する。


酒場に食べ続ける二人は飲み物と皿が積み重なっている。


「あんたらはいつまで食べるんだい?」


ここの女将が二人の方に告げるが食うのに夢中で聞いていない。


二時間余りに居続けた二人はようやく、箸を止めた。


「ふぅ。食べた食べた。で、あんたなにもんよだよ」

「にゃぬもんしゅらない」


まだ口に含んだまま喋るサハト


黒髪に着物を貼り付けたような布生地に薄汚れた鞘の錆に解いた黒髪の長い髪。


頬に七つの傷を付けた鋭く尖った瞳の色は青く染まっている。


反射で見える瞳は揺らいだ輝きがある。


鼻筋がよく通り筋がまっすぐ尖る。


横顔を見れば美人に見える。


そんな男の顔は女性のような帯びを作っているようでちょっと不気味な色気を醸し出す。


サハトは紳士服ような服装で身につけ頭には尖ったとんがり帽のような帽子を被っていた。


「スカウトしに来たつもりだけど、あそこまで美味しそう食うもんだから。ついつい、長居してしまった」


頭を掻きながら男の方に呟くサハト。


そう言いながらもサハトに警戒を怠らない黒髪の男は刀に手を添えていた。


「だったら何故、俺の前でそうしていられる」


黒髪の男は黄色い髪の入れ混ざった黒く青い色をしたサハトはバスケットボール状なものを広げ口ずさむ。


(滅びは夢に、耀かせ。人斯う未来にあなざわれよ。均しく殺張る縁看なく逐う陰色に染まる子供のように)


サハトは本当に謡うように食器を音楽に見立て音を奏でる。


声を出さないでゆっくりと静かに立てて音を鳴らしていく。


リズムよく鳴る音は誰かが作った音楽の色を移していた。


食器の器がまるで音楽を奏でるキーの音を鳴らしていく楽器のようだ。


演奏が終わる頃には静かに誰かが讃えるように帰っていく人々たちに二人だけの空間になると


「力は強いのに意地を張っちゃって、この空間になるまで今まで放置していたのに」


体は女性の体つきになり。サハトの肉体は女性の肉体へと変化し、こうして対峙する黒髪の男性は初めて変わる瞬間を見た。


「初めて、この姿だと誰かに逢うくらいしか使わないわ」


紅いドレスを纏った衣装は色とりどりな紋様に描いた魔法文字に変わっていた。


豊満な肉体に色つやが輝く黒曜の黒髪と瞳。


「改めてまして、黒髪の人。私はサヴァレ・イストラート、男性の姿だとサハトでいいわ」


「渡りの剣士、ルグヴァ・イローハーツ。此度の戦があると聞き流離いの剣士をしている」


「結構お堅いですね。でもいいわ」


詠唱なしに連続展開し、見事に空間出来上がった。


さっきの空間と違いこの空間だけが取り除いた場所に二人だけが変えていた。


「貴方のような剣士でも、耐えられるかしら」


「我が身は決して負けないことを誓おう」


二人はにらみ合うことなく静かに音を立てる。駆けていく黒髪の剣士は突き、放ちを繰り返して女の方に打つ。


けれども、当たる必要はない彼女はじっとその場を動かない。


「どうして当たらない」


さっきからずっと攻撃を仕掛けているのにかかわらずすり抜けるように、当たってはいなかった。


「まだまだ足りないわ。貴方は剣士の度量も腕の入れ方も、足りないわ。それでも貴方は強い人よ」


この世界で一番死にいく人物だった人間である。


「私の一撃はちょっと痛いわよ」


拳を構え見えないスピードで打ち込んでくる、黒髪の剣士はそれを弾き返しながら次々と早口速くなっていく彼女は容赦を知らないかのように前へ前へと行動が変えていく。


長い時間打ち込んでいる二人は修行の稽古をしているかのように―――後ろにいた黒髪の剣士に一撃を加えた。


「どうだったかしら。あら、まぁまぁ。女の子になってる」


「ま、問題はないでしょ!」


はだけた肌が捲れ露出したのは服装を隠す為だったかもしれない。


女性であることを隠す事情があったかもしれないがこの際関係ないと開き直し服だけは直し、ポッと膨らんだ塊に背ける。


嫌がる女性は多いので、そこの辺りを配慮したのだろう。


「確かクロヴァなんちゃらだった気がするけど、誰だったっけ?」


その場からさっさと立ち去った!


そのまま彼女は服装だけを直したばかりの服を一度直し、何もなかったように宿に寝かせた。


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成り上がり 令嬢 貴族社会
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