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賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: jmoashit
始まりの世界、終わりを告げるもの
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崩壊の夢、希望の願い

彼らに光景は悲惨なことだった。逃げるも逃げるも追いかける魔物。

グラリアたち見たのは、無惨な姿をした少年たちだった。


護衛任務だったはず任務がそうそうに仲間を失った悲しみより何でこんな事件が起こったか、確かめる必要があった。


「どうしようか。この任務、棄権もできない依頼だったか?」


「いいえ。そんなはずはないわ、確かに危険及ぼす影響がある限りは危害はないはずよ」


「まだ他のパーティーは見たか?」


「いいえ見てないわね」


「もしかしたら、殺人することが目的かもしれない!」


「俺たちやばい依頼受けちまったかもしれん。グラリアどうする」


「ああ、そうそうに立ち去る訳にはいかないみたいだ」


詰め込まれたような臭い匂いがあちらこちらに漂っている。


虫に食われたような穴があちらこちらに散らばっている


獣染みた赤い髪の少女と護衛らしき黒服のパーティー。


「どうやら歓迎パーティーに招かれたみたいだ、よ」


男の背後迫る攻撃を躱すと次々と現れる男達。


人形ようなつくりをした男達は俺たちパーティーに目がけて勢いよく押し寄せる攻撃を受け流す


グラリアとそのパーティーメンバー以外は居なくなった。


刃物の先を読み、指先の乗せた剣を敵がいる方向に向けて放つ。


グラリアはアーシェに70クワットの距離にいる敵に攻撃指示を下す。


「アーシェ右方向のあそこまでの距離に攻撃を放ってほしい。多分、逃げないとここから脱出は不可能かもしれん。気をつけていや、敵がいる方向に攻撃してくれ。もし危険なら後退しながら俺たちのパーティーまで集まってくれじゃ、お願いする」


二人は黒服の集団に囲まれながらも息を整える動作や合図を送る。


「レルツ、パーキィ。周囲の探索と攻撃範囲の測定してしてくれっ。ロッカは俺と一緒にこいつら二人を連れて逃げるぞ!」


短剣があちこちに飛び交いする獣道を払い続ける俺とロッカは襲って来る黒服の集団に攻撃を仕掛けつつ前へ前進する。


その後ろにレルツ、パーキィ、アーシェが着いていく。


駆けていく俺たちは森の中央あたりかわからないが、そこに入るスペースがあって攻撃が来ないか?追っ手が来ないか?交代交代に逃げている。


森の外が見えた瞬間。ここはアトラシア草原クファラ跡地に考えなしに来てしまった。


「‥‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥はぁ‥。もうきていないな、けっこうしんどいぞ。やつら」


暗闇に何度も襲撃を受けるパーティーメンバーと受け流すパーティーメンバーがそれぞれ含んだ技で敵を退けている。


繰り返しにやってくる黒服の集団は己が一番に攻撃が仕掛けてくるようだった。


疲労溜まる一方の”憂いの迷い人”は二つのパーティーメンバーと比べて疲れが大きく影響している。


もう三つパーティーの冒険者たちしか残っていない状態で次々と黒服の集団は冒険者たちをも攫っていく。


一人一人強くはないが、それぞれ特徴を含んだ攻撃と探知など行っている黒服たちは攫っていた冒険者を釘のようなもので突き刺して絶命させていた。


無言の黒服たちは魔物染みた剣を一斉に俺たちパーティーメンバーに向けて仕掛けて来やがった。


「あいつら、仲間諸共に攻撃しやがってる。同士討ちじゃない方を狙って打ち込んでいやがる」


他のパーティーメンバーの一人が呟いていた。


「私がここで食い止める。アーシェ、レルツ。後は頼んだよ」


パーキィが黒服の集団に突っ込む。

デカい斧とナイフで器用に戦う少女のパーキィはここで失うことを承知で猛烈な攻撃を突く。


「あんたらは先に逃げな、女を見捨てて逃げる訳には行かねぇ。あんたらはギルドに報告してくれ。そうしたら一杯奢ってやるぜ。だから、逃げろ!」


男達もパーキィに続いて黒服の集団に突撃していた。


雄叫び響かせつつ前進する男達は勇敢な希望の証。


「早く一大事の出来事を伝えよう。俺たちが要だ。駆け足で突き抜けるぞ!」


グラリアが声を発する同時にロッカ、アーシェ、レルツの順番に街に向けて駆けていく。


五人と子供二人を抱えて、街まで駆け抜けると門兵のいないことに気付く。


「どうなっていやがる。領主のおっさんくたばったじゃねぇか、非道い出迎えじゃねぇか。向こう方で戦闘音まだ聞こえるが、ここまでくるとめっちゃきな臭い」

「早く着いていたら、私たちが何とか出来たかな?」

「グラリア、アーシェ。多分そういう問題じゃなくなってるはずだよ」


五人が目の前にしたのは誰もいない街だった。


五人はギルド方面に進む。


そこに映るのは瀕死になって戦うおっさんと小さな少女の赤髪が笑うようにダンスしていた。


「死んじゃダメよ。もっともーっと壊して遊ぶんだから、くたばるような伝説はいないでしょっ」


よく見たら、地面は血の海になっていた。


鞭のような針のような物質はギルド長の頭部に何度も射されていた。


受付嬢も惨たらしく死体となって地面に這いつくばっていた。


どこか発狂しそうな光景に俺たちはどうすることもできなかった。


あちらこちらで悲鳴と狂歌音に響いていた。


「とと、とにかく逃げるぞ!」


俺たちは無我夢中で街から脱出した。


その間魔物たちがこの街を襲う。

彼らが逃げ込んできた街だったものはかつて、繁栄を齎した英雄の街だった。あっちこっちに散らばる血痕はかつて、いた人の痕跡が無惨な形で終わりを迎えた。

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成り上がり 令嬢 貴族社会
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