薄い色の痕跡、王の行く末
私はあの頃の気持ちを忘れない。
だってだって、みんな。
行動しておけばよかったあの瞬間。
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
悲鳴の声があらゆる場所から溢れている。
そんな願いの夢に紡ぐ嘘の迫害を重んじて考えられる世界の遺産。
呪った世界を構築する港町に煌めいて、輝く人の数だけの崩劾
彼は知っていた。
魔王の頃の時から、そして。
「なぁ、あんたはいったい何者なんだ。それにあの技はいったいなんだ」
「魔法とは異なる技は違う法具ですか?」
「お兄さんは本っ当に凄いね!」
三人組はそれぞれ驚き、びっくりしていた。
「知っていること、教えてくれないか?お前たちのことと。術の在り方を」
三人組はそれぞれ語ったことを知るとサハトは。
(永遠の永遠は難しい。光は長く険しい夢の思いを知って、耀かせて嘯く奈落の言祝ぎに告げる。戻らぬ明日を作って換える時間を言葉にして俺の願いを
この世界に通ずる優しさを変える)
神と共にあった時代と腐った黄金時代。
人間はどれもがある。美しさは心根の芽
どの世界でも通用したやり方があった。
皆散っていく様は誰一人として、構わなかった。
「君たちのこと。よくわかった、だけど。(僕は)俺は望んだ世界を作り出した“紅き門“の絶対数においては俺たちは負けない。”白き門"の扉を閉めること出来る者がこの場にいること。切に願う、また。君たちは亜空間の情報を知り得る人物たちと知っておちげつく訳にはいかない。長い間封印された異物がここに現れるかわからない。魔王だったが俺がわかるのだから、君たちは”太門"を知らないとね。空間は7つ物質に構成される。一つは歪曲の空間、二つ目は配痕の空間、三つ目は至脈の空間。残り四つは同じだけど、部分的に違いはある。時間の法則に用いた空間。錯乱の停滞に用いた空間。変層の空間。創約の迷階に用いた空間。すべてが同じ空間に創られる。だから、知ってほしい。君たちがいる場所こそが錯乱の停滞に用いた空間であるとね」
長々と喋る魔王と評する男に警戒する三人組は息尽かせずに述べる。
「何故其れを知りたい。魔王とやらは」
三番目だった男の質問にハサトは一通り悩んだ後、「うーん、特にないかな」と答え。男はこの異物のやつがいること事態おかしいのだと言い聞かせた。
「ま、解除すればいっか!それえ」
学校だった場所から消え、どこかの空間に跳んだ。
世界の形が変えた瞬間であった。
そう、ここが本来あるべき姿だった。
ここ最近まで、あった学校の姿が現す。
四、五年の月日が経っているような寂れた校舎が建っていた。
もう閉鎖してそれくらいの年月が変えていた。
その場に三人組の男女がいた。
「ふぅー、よかったよかった。無事成功やな。で、何固まってるん?」
サハトは平然と言う。
異界の消滅、解除の物理法則を破った男は平然としていた。
異界の中で特殊だったのがここだったはずなのに、平然としている男に唖然とする。
三人組はサハトという男に驚きを隠せなかった。
サハトはここにあった物質を消しただけだろう。
世界を越える力を持つながら、依然として佇むサハトは軽い口調で応える。
「やっぱぁ、いいね。この世界は」
「この世界の遺産はお世話にも言えない。異物ばかり、ほんと。よかったよ」
消えた世界を彼が生み出した。新たな世界の構成を目の前で作って見せた。
「神はほんとっ嫌い。だけど、これは美しいな。創られた家物はいなくていい。
奪う序過の旅事は人間しか、留まれぬ」
家物、神の一種の神獣である。
序過、変わりゆく恩美の輪をくぐり抜け終わった旅人のこと。
恩美、受け継いだ者たちの行く末を知った者。
旅事、綴った者のこと。語り継ぐ齢の行く末。
戻った世界を眺めながら、頷くサハトは空を縫って消えた。
そのあとは彼女の痕跡は消えていた。
そして彼らも。この場にいなかったようにばっくれた。




