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賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: jmoashit
始まりの世界、終わりを告げるもの
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来訪者、括られる世界の鋼

薄暗い教室の中で探し物をしている少女が真夜中に忍び込んでいる事態がおかしい。


少女は16から17あたりの学生服を着た女学院院生は忘れ物していたことに気が付くと学校に入っていった。


「確かこのあたりだったはず。あっ‥‥」


気がつかないうちに黒く紅い瞳をした少女がこちらに目が入った。


「こんにちは」


「‥‥‥‥‥‥っ」


彼女が挨拶していてこちらがするのも気が引けて動揺する。


「こんにちわ」


遅れて挨拶する少女。二人しかいない場所に割って入る者がいた。


「珍しいなぁ、小娘。こんなところで油売って、んっ?こんなところにもう一匹の小娘がおった、か。で?ラァシャオよ。ここに収集されたブツがあるんやな」


血染まったマントを羽織り今しがた誰か殺した形跡ある男は氷結された長い尖った塊を片手に持ち、血に濡れた地面があった。


「殺したの?さっきの誰か?まぁいいけど。あるわよ、ここに貴方が知りたかっていたものが」


少女の姿をした怪物は澄ました声で応え。男に向かって殺意を向けた。


「くそっ面倒いことはお断りだ!俺が俺のやりたいよう、やるだけだ。おめぇこそ。そこに固まっている。小娘に聞けばいいだろ!」


「それもそうね。貴方に言われるまで気が付かなかったわ」


少女の姿をした者は大きく広げた翼をいつの間にか拡げ。暗闇に潜む悪魔のように微笑む。


「さぁ。来てらっしゃい、小さな人の子よ。私の前で、ある者を捧げなさい」


女学生は何のことを聞いているのがわからない様子だった。


「ラァシャオ。言い回しをちょっと気い付けろよ。俺たちがどんなに闇深いやつでも、愚か者ども多いんだからよぉ。いっぱしに聞けばいいだろ!おい!小娘。聞いてんだろ」


男は少女を叱咤しながら女学生に向かって怒鳴り声上げつつも男の方に真っ正面に向けた。


少女は困惑している、男に対して困っている。


言い方ではない。大柄の男に対して困っている!


二人組がきて、ただただ。忘れ物しただけの少女は困惑する。


「すみません、私はここに忘れ物を取りに来ただけなのでよくわからないです!」


殺すか殺される状況で把握しきれていない少女はそそくさ帰るのであった。


「ちぃとは工夫しろや。小娘。俺が悪かったみたいじゃねぇか。ほれ、行こうか」


男はさっさとこの場から立ち去る。


残った者は少々考え。少女は何か思いついたようだ。


頷く前に彼女は武器精製した取り出した武器の名は不明だが長く尖った棒状の針のような武具を線引くように。


長く尖った棒状の針を十字架や六角形に描く。


「よしっと、さっさとぶっ殺して。夕飯食べよぉっと。ブラッティエイズ、行くならちょっとぐらい待っててよぉ」


楔が張ったような空間ができ、亀裂入らないギリギリのところで収まり縮小と拡大を繰り返す。


帰り支度済ませるとそそくさ帰ろうとした!


“丁度よく道が開けた″


ガタガタと震える異常までに上がる気温が伝わってくるみたいだ。


空間が震動する学校の廊下は暗闇に包まれていた。


彼女は突然恐怖に震える。


呪った世界が歪むようだった。


彼女が振り返ると明らかに先程の暗闇とは違う。


毒黒い赤に染まったような化け物が湧いて出てきたような空間がある。


暗闇の住人たちがあちらこちらに湧く者どもは静かにこの校舎の中でウロウロと動き回る。


異世界に迷い込んだような少女はどうすることもできない。


「あら、まだそこにいたのね。喰ってもいいけど。どうする?」


見た目はごく普通の少女だが、黒い翼を持つ人間など彼女は知らない。


「まぁこの外見じゃ。わからないわよね、ここの生徒だった者よ。死んで生き返った死人のような者だわ。60年前の話だけどね!契約する?死なないようにするけど、ある程度の力が手に入っちゃうんだから。無理はしないで頂戴」


何を言っているのかわからない彼女は取りあえず、この危機から逃れる術があるので提案に乗る。


「死なない程度の力とは何でしょうか」


「要するに、ぶっ殺そうという提案よ。今の私とは殺せないから、アンタが切り抜けること。

あっそうそう、その力で私を殺そうとしても無駄よ。その時は私が喰い殺して上げる!じゃあまったねぇ」


そっと手を乗せすっと力を入れる


少女はここにいた彼女に何かを送った。


暗闇のように消えた少女はゆっくり、ゆっくり来る化け物たちにこの場にいる彼女に向かって来ている!


ほんの少しだけ、上げた力は彼女の勇気をくれた。


彼女から消えた方向からは様々な怪物たちが徘徊し始めた。


何分か経つと彼女は長い筒状のような武器で小型の化け物と戦っていた!


「はぁ‥‥はぁ‥‥、何なの。ここはいったい、どうしたの?」


右構えて払い、上から来たものをそのまま打ち倒す。次々と這い出る化け物たち。


制服のままの少女は血に染まった服が化け物たちに浴びた血だった!


ただ忘れ物しただけの少女はただひたすらに自分の身を守っていた。


「もう、無理‥‥。どうしてこんなことになったの?わかんない‥‥‥。」


呟く声が徐々に小さくなっていた。


BGMが聞こえるぐらいの化け物たちは学校中に溢れ、逃げ場がないほどに充満していた。


暗い学校の中は本当に怖いはずなのに、何故この場所に出現したのか?わからない?人が人っ子一人いない。


この空間が異世界になったかもしれない!


理科室と書かれた教室に彼女がいた。


もう敵がいないことを確認した上で教室に入り

長い時間ほど経っていた気分だった。

濃密な時間が今日一日で起き。

変わったと思えないほどに変わらない教室は安心感を覚えた。


何のこともない世界が見えた。


彼女はいままでの世界の人生で初めてなんてことないことに安心感を覚えた。


こんな世界になった、のは彼女のせいではない。


歪みはもともとにあった、光の中に潜んでいた。


きっかけに、遭ったに過ぎない。







●●●  ●●●   ●●●   ●●●








男がここに来た理由はある宝玉に嵌められた木箱の中に設置している装置に用があるだけで、たまたまここへ来た時に付着した部分が残っていたためだ。


男の名はルゥメチェシア。アーグル大陸北部に来た外国人。


目的のためにやって来た男はとある学園に入って来た。


それも夜のこと、その時にいた女がラァチャオ=ブルェシッカ。彼女は吸血鬼でありながら、人間である。半身半吸血鬼である。


同行者であり、途中で絡んできた女である。


女曰く亡霊らしい。たまたまここに生まれたらしいといった。


男は目的のものだけを取りに来た"ブツ"を知りたいだけだった。


「やっぱぁ、置いておいてよかった。あいつしつこいからな、っと。あったあった。これだな、あの箱のやつは」


魑魅魍魎の中になった校舎に男は化け物たちを切り抜ける、男は目的の地に着いた。


ここは校舎の裏手側のものにある大きな小屋が佇んでいる。


男は小さな噂話を聞いていた興味本位でやって来た男である。


薬指ほどある小さな取っ手がところところで錆びついている。


鉄製の箱はいくつもの紋様が描かれている。


「しっかし、ここに置くやつは変なやつだな。こんな場所に設置するなんて、んっ?」


殺気など感じなかった気配に驚きつつも手頃のナイフを片手に敵がいる方向にぶっ放す!


カッキン


音がする方向に背を向けると、動物と思わしき生物がいた。


羽は7つ生え蜥蜴のような鱗と白い毛皮を被った背革も持つ生物がこちらを向いている。


まるでオリハルコンで固めた頑丈さ。


この世とは知らない生物はいくつものある翼を広げ、小型の生物でありながら。


男の方向に霧かかった力で男の背中を狙う。


「くっ‥。あいつ、これを狙っているのか?まぁだぁ、終えていないでね!こいつでもくらってぇいやがれ」


しつこい攻撃に面食らう男は何度も繰り返しに放つ生物に苛立ちを覚えた。


狭い小屋の戦闘は徐々に増し、箱の中身が現になった。


「こ、こいつぁ。なんだ!」


首飾りの血に濡れ固められた宝玉にある小さな取っ手があった。


錆びついた取っ手の回りにはびっしりと書き込まれた紋様が描かれていた。


《おい!男っ》


声がその中から聞こえた。


《おい!聞こえてんだろう!くそガキ!さっさと契約しろ!俺がまたでられぇねぇじゃあぁないかぁ!》


こいつぁ売れる!やったぜ!ヘタに契約するなんて言わないで、こいつを出せば儲かる!


《ろくでもねぇ。やつに惹かれたな、オレは人型になって脅かそう》


宝玉の紋様が突如として光り始めた。


うぉおおお、こいつぁレアだぁ!裸が見えるぞ!


服を赤茶ける髪色は男性にも女性にも見える服装で現れた。


《久びっさに人型になったが、きついもんだな》


男の期待裏切る展開来て愕然したがむしろよかった。


変態である男はむしろ萌えた!


男は変態である故に


「久々の獲物が来て笑い止まらん。これを刈るために力がある。真月双・陰離」


ナイフがいくつもの紋様が刻まれていく。


魔法紋と呼ぶ術式を展開する男は新しい文字を加えていく。


樹界と呼ぶ形状の紋様に人型となった人物に向けて能力を作る。


「展開術式!!雄來清訝、身を孕み人なる生よ。呪え!我の眷属に倣う」


いくつもの紋様が人型になった人物に向けて魔法陣が刻まれる。


「よしっ!これで飯の心配はしなくて済むな」


《こいつぁなんだぁ。鎖のような塊はオレの攻撃が全く通用せん。えらいもんに、捕まった》


神さえ捕まえられる楔は縁を切ろうが剥がれない。


「あっいたいた。そこの女の子に聞いたけど、いなかったみたいよ!」


吸血鬼のラァシャオが来た。


「まぁうるせぇやつが来ても構わんがちぃとまきまえよな。ラァシャオ」


ゴツンと殴る男はうれしそうだった


「もぉ痛いよぉ。霊体だって痛みはあるんだから、もう死んでるけど」

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成り上がり 令嬢 貴族社会
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