表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
賭け事は大事なこと。青年は冒険者になる  作者: jmoashit
始まりの世界、終わりを告げるもの
17/131

彷徨い歩く駒、忘れた願い

「お兄ちゃんお兄ちゃん。どうしたの?それ」


弟の声が聞こえ振り返る、革靴と作業用の服を着た弟が立っている。


朝は毎日、植物の水やりをしている。


だが今日は違う!冒険者たち来たみたいにやってきた彼らに敬意を払い。


「今日はな、剣の稽古している。言わばまねごとだな。お父さんもいることだし、お前にいいとこ見せる為だ!」


「ふーん。そうなんだ!」


不思議そうに笑う弟はどこか不自然にも輝いていた。


「でもお兄ちゃん。みんなにほんとーに迷惑掛けないで、やれるなら。僕は約束守るよ」


仕方ないと思うのは俺だけか?まぁ考えても同じだろ。


「あっ。今日ってさ、お母さんが夕飯のご飯が出来たっていっていたよ」


ああ、これが日常であることがうれしい。

失っている記憶もあるが、俺が護れる力があるというのに歯がゆい。このまま過ごす方が良いだろうか?


あいつはもう。忘れる、あの願いが叶う。


だから、止める為に巻き込んでしまおう


魔王であった頃よりも早く、転生者たちや覚醒者たちを巻き込んでおこう!


そのうち、俺があいつに殴られる未来が見える。


そうして一日一日が過ぎてゆく。


俺にとっては幸福な出来事であるが、あいつにとっては不幸だろうと思っている。


俺だけが思っているだけであいつは関係ない。


だから、あいつの幸福を訪れる事を願うばかりだ!


訪れる未来がこうだったか、であることを願う。


俺が俺のままにある人生を送る果てなき夢の為に綴ろうと思う。


破壊と殺戮のない世界で、密かに頑張ってみますか?!!


でも俺だけが。やってみても意味がない!


長く続く世界の綴りを描いた背景が壊れない為に俺が悪になろう。魔王と呼ばれたあの日が懐かしい。


悪魔と共存していた頃の時代、天使と神がまだ争いに満ちていた時代のこと。


だから。あいつの言葉を聞かせてやる!


奪った神どもに、時代ごと巻き込む!


あいつらに好き勝手に暴れる坊者の荒くれ者どもを連れてくる!この世界で。


20年や50年は容易い。英雄どももここに集わせよう!


俺が俺の為に動いてくれる駒をあいつの為に動いてくれ!


呪縛の封印が解けてしまう前に。


終わらせよう、本当に意味で救ってやれる。


たとえ欺瞞に満ちていても、俺があいつに笑って欲しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
成り上がり 令嬢 貴族社会
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ