世界の願い、男の奪っていた記憶
消えかけのリボンをつけた少女と少し消えかけのはさみに囲まれ、周りにある道具を使った形跡がある道具に。
一本の暗闇がやや掛かったブロンドの服を着た男はその道具に魔法の名の作り物を使ったヘンテツな機械で操作していた。
辺りは散らかった道具だらけのものばかりで男は無造作に辺り一帯を弄くり回していた。
「こうだったか、うーん。違うなぁ?」
真夜中の時間まで男は作業を進めていた
「スミマセーン、ここにイグブラット先生がいらっしゃると聴いてきたのですが。ここで間違いないですよね。博士」
白い衣服を着た女性と幾分の年を重ねた老齢の男性は今年で160になる。一世紀分の時間を生きてきた男はまだ若い女性に渡された資料を確認しながら。まだいた男のことを考えていて
「ああ、間違いはないが。ここ数年は忙しかったからな、エルフやドワーフに負ける国など塵に均しい。我々はまだ見ぬ世界を夢見て過ごしている。考えなしに突っ込んだたりしない。人間族も。だからといって同じ人間同士が殺し合う仲間意識など当に失っているのだからな、こやつに聴けばある程度の情報は手に入るだろう。まだまだ時間足りぬ」
キュラース王国北部のルーグウル王国に近くに点在するものの一つに位置する中央都市が書き連ねている。
その位置の一つにあるイグブラット家がある情報収集に来た二人である。
「私たちの目的はあの悲劇を生み出した張本人に訊く為ですので。博士、ここはとばっちり受けないよう気をつけてください」
「興味本位で聞こうと思っておった。が、
ミタレア・ルーズヴァルト。
ミサと呼べといっておったな、これはまぁ。
都市の七つ分の撃破だからな、一部の地域じゃ。ぶっ壊れにしておると聞いておる。で、ミサよーーーーとりあえず。教会連中もあやつしでかした大きいことは誰も知らん。イグブラット・ロズブルス伯爵長男だった男、20年以上は消息不明だった人間。それがつい先日にわかった、ルーグウル王国の消滅とネゼネムア帝国半壊と約七割のザルロア連邦の壊滅。魔王のあの宣言は皆もさぞかし驚いていた。200年歳月経てまで、明かされなかった真実がここにいる。もうあの愚かものどもいないはずだ、生き残った奴ら願いだ。そして、探索ギルドが併設された。
冒険者などいないこの世界で、生き残ったものたちは身を細めた」
「当時の私たちは驚きと興奮で満ちていました。でもその時からおかしかったかもしれません。皆が言う勇気が試された一環でしたから、ギルドマスターたちは自ら。出向くはめになったともめいていました」
二人は同じ人間として同情するも扉の向こうにいる人物に向けて思いを馳せた
博士と呼ぶ男はひょっと静かに開ける。
見えた景色は大量に積まれた紙の上に無造作に置かれている本とあちらこちらに散らばっている資料のようなもの。
男は扉に開けられたことに気付くが無視し何かのもの書き留めている。
「ここに何だ。貴様らは死に来るような場所に来て。話しがあんのか、冒険者みたいまねごとは楽しいか?」
口だけ動かす男は後ろにいることに知っていたみたいだった。だけど男は私たちを案じていた
「君に訪ねたいことがあって、ここにやってきた。わしらは滅びた原因を知りたくここまで彷徨い――――来た。イグブラットの最期の生き残りの子だからだろう。と確信付けて参った次第じゃな」
「ええ、私たちはここに知る全てを知りたくて来ました。引き下がることはないはずです」
男が先に用件伝えると女性の一人も同じ文言が語った。
「知りたいのか。あの悲劇を、生み出した張本人だと言うのに。笑えてしまう、あぁ。話そうか。ある青年が起こした悲劇と斬撃の嵐綴った冒険者録を。賭けた人生の華に散る、呪われた王の願い事を」
悔やみながら笑いを堪えようとする男は口に笑み残しつつ、私たちに向かって語る物語




