眠りの歌、世界の復興の忘れ物
最初で最期の世界がある!
これは歴史の中で紡がれた一筋の光が見た願いごとに込められた哀しき宴を知った。
羊が己の為だけに生き、恨んだ赤辺の色に染め上げた転生者。
ギフトが贈られる神の祝福は誰しもが受け取ることが出来る力。
人間はどこまでも愚か。
けれども思わずにはいられない!
たった一人の願いごとを受け止めて消える!失いの祝福が授かった!?
女の子の人生が綴られる日記に知った人々のぬくもりを覚えていた。
「夢でいいのかな。
こんなに知ったの初めて、みんな元気でやっているよ。」
「この録音機って凄いね、作った人偉かったのかな。
わかんないや。
家族が出来て嬉しいかな、失いたくない」
映像記録が僅かに残っていた時代から450年月日が過ぎていた。
戦争が始まる時代は転生者たちの悪意にある。
堕ちた者。
喰われた朱の失いの色。
甲の憑かれた芽の華。
忘れた人間の社会への残りカス。
僕達はその残りカスが渦巻いた光は一人の少年に打ち切れた子供達の願いごとを殺した。
その少年が持秀 月葉。
前世の記憶失った光を取り戻した!男の子は全てを殺すと誓った。
ハルトの人格は消え去った一部の記憶はサムラが保存したメモリーを施設に移した。
サムラが前世の記憶を最初から持ち併せた転生者である。
神々の戦争が始まった。
望んだ世界は違ったはずだった。
けれどもここはそういう風に出来た異世界、我々が住む世界は魔法と技術の結晶を模した作り物。
記憶を模造した夢の世界は軈て滅びへの入口に立った。
神が望んだ世界だっただけのことである。
そして、まだ彼が死ぬはずだった世界のことを知る彼らが再び願った!
終わるはずもない永遠と続く少年の物語を知るべく綴る日記の世界。
ギフトが持つ力は本来必要最低限しか創られない。
命が続く限りある生命の灯火は世界の構築を担う!
もう知らない世界の願いを写した影無き火のぬくもりを知る。
神様に創られた緋の色に染め上げられた薄物の白字に残った硝子のようなもの。
ダンジョンの石碑に込めた元日本人アガサ・クラット 日本人の名前で倉椅 阿重
二百五十年月日を過ごしサポート役のリンと一緒に駆け回った。
夢の中で巡る美しく換わる願い毎は一人の少女に託された。
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彼女は忘れた世界のことを思い出すまでそう時間は掛からなかった。
前世で生きた自分の名前と記憶の経験を。
世界が構築された明の世界、皆に期待された裏切りの夢に縋る碧の紡ぎに色を付けて弾く薄色の世界、盟約に縛る黒の崩壊に知り揚げる絶望の求め愛に染まる美しさは白の呪いに塊の細い生地へ亡くす薄紅色の世界。
三つは同じ世界の上に立つ世界線の縄張りに位置する砕きに欺く祓い日兎。
同じ世界なのに違う世界は持ち合わせている眠りが語る言霊は広く浅い地獄絵図に作製された明の世界、遠き未来が代わる人々の名前。
もう終わらない時代の柱を人々に込めて唱う、
――――かつてない世界の為の子守唄が少年の呻き声を上げて囁く願いの復興者
回り続ける輪廻の渦に少女は巻き込まれ、流れる海に辿り着く!
壊れた世界の生成が人を生み出し神は嘲笑う嘯きに倣う。
世界が望む応えは人の子による運命の改変である。
冒険者の数だけ残る可能性が賭け事に向く願い事に祝う愚か者どもは愉快に笑う。




