平恐の冷酷。永慢の牢獄は一つの縁
王国、連邦国家、帝国の崩壊が始まったのは、あの日だった。
彼が歩み寄る国々を周り、冒険の旅を続け。
女の子とその仲間たちに出逢い、学園生活を満喫していた。
きっと彼に取っての良い思い出だけだろう。
「お前がどうして、そんなになるまで放置していたんだよ!」
侯爵家長男のギーシャ・フライル。独立を目指して旅の道中にふらっと寄った酒場の店で出会い仲良くなった彼。
「何故お前さんは自分だけで解決しようとしているんだ、私や仲間を頼れよ」
男装女子の剣士、イヴァラ・チェネシノ。盗賊団と一緒に囚われていた囚人だった者は七日間で死刑が決定された他国の貴族だった。
「貴方は、いつまでも。変わらないと仰っていましたね、それが選択した結果ですか、私達は貴方様で出会えて本当によかったと思っておりますのよ。だから」
リサエル嬢、苦しめられた日々を終止符を討った彼に好意を寄せていた。しかし、現実の現状は不可思議に彼女の人生に意味を含めた。
「偉く、貴方は戒められましたが斯うして面前で言うけれど。お二人と、その他さまは大変苦しめられました。流石に私は気を失われそうになりました、命からがらの状態であの復帰は見事でした。私は貴方を許す許さない以前に、死に様を愚弄されたこと大変怒り心頭だわ」
ナーディディア・クライス、一大企業の娘だが。村の閉鎖的な交流のせいで、文化的な物流の格差が生まれた。国との政策が推進される一方で彼女の家系では一切の権限を持ち合わせを要していなかった。ある公爵家の支援により、家は無くなれど、商会と言う名で命を繋ぎ。彼の指示の下、物資や輸送管理の能力に発揮させなければ彼女の命はなかったとされるぐらい彼に憎む。
普通に出逢わない人々の中で、決して交わらない関係を持つ異形の者が多い。
聖樹の花ルーシュフライク、平原大橋に架ける公国の塔ディアヴェゼラ、斧鉞の領海に進む伐倒の城セヴェリア、楷忰の救叡の洞窟ガゼンデア、砲樋の墓サラドゥネ、栄憧の箜恋ドゥセケツァンブ。
学園都市部のウァマラ・イセネム。ルーグブル国境線南部。
機械都市ドルトハイム。ネゼネムア帝国森林北西部。
亡慾の小型都市ギレセアノーツ。連邦国家研究施設管理。
ハノアエス峡谷、ヴェザズギサア霊高山。他国の西部地域。
サハトの部分核中心地帯、不者と呼ぶ歴史にある不可思議な名前の威名の形を取っている。かつての存在が明かせる時がサハトの存在意義を問われる質問に応える。統べての王であり、神殺しの形態事態を知っており。怪物と称されることもある。
冒険者、狩人、探索者、その呼び名は世界の中に含まれる場合のみに鑑みることを行使している。
「晴れだな、今日も行くか」
墓の前で誓う彼の名はハルト、持秀が蒼白い花の束を置き。
呪われた輝きの下に、サハトとサムラの名も刻まれた石の上に何かが置かれている。
小さく開く本が風に揺れる。
青年の冒険者録、と覇王の自由放浪記。
統べてが積まれた本がある。
まるで結界が張られたかのように、捲れる本は靡く風で消えていく。
空に舞い、空中で浮かぶ雲の上で誰かの言葉が紡がれる。
【其は汝にあり、故に語れよ。魄亡き生命の息吹が枯れる時に知れた思い出に何かが腫れる。薄無い光の下を凍え射して言霊の縁に遇い生れど、暫く癖手の繁入が繋充た柱は鋳工の験環に損ねる、悼み申して霽れん」
これは誰の声でもない不思議なものを溢す。
《響く音、これぞ皆が笑う日をを想ふ。たぞがれに過ちで倣う人々の列。決まりを順守し靡けかせる津波の警報。我が主の願いに並び立つ綻びに満ち、光の下に集まりし強者たちを闇の名前に綴られよと返す力に。人あれどに語った、奉りに彫らずに副われて謂う意味に。神殺しは発生する、呪いの魂款に住み。自然の下へ還されよに、天は降らう。圧らう影が現世の叫びを唄う》
振り返らず、誰にも見えず。静かに返る緑ある力が世界に返還される。
気持ちの中で平和を願う者は、悉く知られる事実に歯向かう勇者と、壊れ消える姿の名前が足りない物を補う復習者。
サハトとハルトの長い長い旅路の開きに埋める場所。
どこに行き着くかわからない。
運命と宿命が織り交ぜた。
絶望と、希望の半減された争いの中に。
手紙が贈られた。
少年は、誰しもが持つ意味が存在しない理由。




