真実に啼くもの、王の響きにあり
青年となったハルトは、どこかのパーティーに入っていた。
記憶の中に残っていた自分の思いだけが残り、僅かに綴られた鍵が学園の外にいた。
夢で繰り返す弾み連鎖を止められる人を待って、ハルトは冒険者を目指して歩く。
嘘と偽りに満ちた月の色が見える空に賭けて、何度も繰り返しに起こる男の子が目覚める。
「お兄ちゃん、もう迷惑掛けないの」
ブランサカ村の東にある端に、お兄ちゃんがいた。
もう曖昧になってきた記憶の中、ハルトはお兄ちゃんが好き。
「しゃぁーねだろ、あの木の実が美味しそうだったから」
青く緑がかった色の実がサムラの手に遊びながら、村長のいる方向に行く。
萎びた小屋が見える家が僕達が住んでいる村。
出て行った村の住民も多くいて、数も少ない方だった。
だからと言って、そんなに困窮している訳でもなかった。
充分な食糧と物資の補充はこの村だけなら出来たからだ。
小さな村の中の住民だけならわかったことだった。
「爺さん、また取ってきたぜ」
子分のリクネと村長の孫夫婦のサノに会った。
「サムラ、おめぇすげぇな」
「お兄さん凄いね」
柱の陰に隠れてサノは応える。
リクネは家の前に棒を壁に付けている所は自分の村長の家だった。
外した鍵状の棒は、何処かの遺跡の調査の鍵だった。
七枡の釘を打ち付けた金口を開く。
其れ等は一環して普通の石の塊だった。
錘に付けた小さなネックレスと青紫の輝きが増した水晶が置かれていた。
リクネが手に取り、村長のもとに持っていた。
村長は怪訝そうにしていたけど石の方を見てびっくりした表情をした。
リクネにこれらを何処で見つけたか聞いていた。
リクネと二人で見つけたことを伝えた。
「しかしじゃな、本当にお前さん達が持って来たと言うのかね?」
何度も確認する村長は、どこから持ってきた様々な品物を置く。
木で出来たテーブルの上に並べた物は歪に崩れる壁が襲い掛かるような悪寒に三人。
ハルトは特に胸を抑えていた。
「やはりそうじゃったか、草ぶれ小僧。お前さんじゃよ」
指を差す村長は、サムラのことだった。
サムラに言われた一言は草ぶれ小僧だった。
「おれがそう見えるのか?!おっちゃん」
「ああ、だから。お主がそこまでのことをしたかじゃ」
手持ちにしていたものはそこまで深くない状態の物がサムラの手元にあった。
白く濁った水晶のような塊がサムラの体に纏わり付くようだった。
渦を巻くように絡み付く光がサムラの回りをちらつかせる。
「そういえば、サムラお兄さん。ハルトのこと一番知っていると思うけど、不思議に沸いている影は何?」
サムラは影と聞いて、一通り悩み。自分から聞いたことがないが分かった。
時折見せる姿が何かに生まれた結晶のような気がする。
それが良いことなのかサムラ自身いまいち理解が追いつけなかった。
ハルトは、何度も経験しているものがやっぱり苦しくてどうしても悔しい気持ちになる。
何度の場面を視てきたか知っている。
でも、ハルトにはできなかった。
そう、思い出の中に秘めたかった。
サノはこの村だけで繰り返しに亡くなった。
ずっと昔から同じことを差して、必ず起こることがある。
冒険者を来る度、同じことの繰り返しだった。
どうしても、許せなかった。
何度も繰り返しに起きる出来事に。
崩落の鶯首、天命の来青、姫刻の怠慢、寿裂の境界、平恐の冷酷。
ここに起こる出来事は、崩落の鶯首。
天命の来青は、とある場所の関係。
姫刻の怠慢は、国境線の町沿いの通り道にある。
寿裂の境界、地面の祠に秘めた力の暴走。
平恐の冷酷、国の崩壊が起こった問題だった。
すべてがハルトのことに関するものが多かった。
そして、王がさずえることを成して遂げる力を以て征する。
サハト、古代の言葉を綴らして発するすべてを破壊する。
永遠に続く、うぼえなくたたらう。




