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転生先が寄生生物(パラサイト)だった  作者: 夢宮海月
寄生生物(パラサイト)生活の始まり
8/124

扉の先に待つ敵

扉を『触手』で開ける。そして中に入る。その瞬間、地面が揺れた。

構える。続く地震、何が来る。この感じは、

──下からだ。


「ゴァァァァッッッ!!」


地中から頭が出てくる。次に前足、体、後ろ足、尾と姿を表す。その姿は、龍のような見た目をしており、足は短かく太い。地龍と言うのがしっくりくる存在だ。

その大きさは タイラントベアをゆうに超えてる。

全長15mといったところだろう。

まさにボスにピッタリな奴だ。


「『叡智』あれはなんだ」


" 鋼龍アダマントアイデクセ

十大魔獣の一角

『土』の力を宿しており変幻自在に操ることが可能

討伐すれば『土』の力を自由に扱えるようになる

種族スキル『寄生』は無効


十大魔獣、つまりこのレベルの魔物が後9体いるのか…

それに『寄生』が効かないのは、大変だな。

これまで俺は体力を4割まで削って『寄生』し、勝ってきた。それが出来ないのは辛い。だが


「ま、何とかなるだろ 。──スキル、『魔力砲』!!」


寄生生物(パラサイト)鋼龍アダマントアイデクセの戦いの火蓋が切られた。

スキル『魔力砲』、文字通り魔力を込め、撃ち出すスキル。撃ち出した魔力は真っ直ぐ飛んでいき爆せる。

これは石の見た目をした魔物、ロックビーストから得たスキルだ。

まずは小手調べ。相手の技量を計る。すると相手は


「グォォォォォッ!」


なんと魔法陣を展開、そしてこちらに向け膨大な量の岩を飛ばしてきた。


「ッ!『空壁』、『硬化』!」


スキル『空壁』、文字通り空気の壁を作るスキル。

防御や足場として利用できる汎用性の高いスキルだ。

スキル『硬化』、『魔力砲』と一緒にロックビーストから手に入れたスキル。体を硬くできる。


「ぐぉぉぉああぁぁ!」


この1発を耐え凌ぐ。まずはそれからだ。じゃないと負ける。『空壁』が壊れた瞬間、新たな『空壁』を張る。

張って、張って、張って、張って、そして、


「はぁ…はぁ…やって…くれたな、この野郎。

スキル『魔力砲』、『触腕爪』、『溶解液』!」


自分の持つ攻撃系スキルを全てぶつける。


「『脚力強化』、『腕力強化』、『聴覚超強化』、『視力超強化』、『嗅覚超強化』」


バフスキルを全て使用、本気でいく。


「グッ、ガァァァ!」


鋼龍(アダマントアイデクセ)はすかさず魔法陣を展開、さっきのをまた………


「させるかよォ!! スキル『黒霧』!」


スキル『黒霧』、相手を暗闇に包み込むスキル。


「グァァァァ!! 」


魔法は的外れな位置に放たれる。

これなら押し切れる。──ん?

ふと、背中を見ると1部溶けえぐれている所があった。

あれは、『溶解液』?

なるほど、奴の弱点は、『溶解液』なのか。

とどめはさせなくとも大ダメージは与えれるだろう

だったらやることは1つ、


「スキル『溶解液』」


「ギァァグァァッッ!」


「『溶解液』『溶解液』『溶解液』『溶解液』『溶解液』『溶解液』『溶解液』『溶解液』『溶解液』!!」


ひたすら溶解液を使用する。奴の息が途絶えるまで。

そして、


「これで終わりだ! スキル『触腕爪』」


とどめを刺す。すると


〘汝の力身をもって理解した。力を授けよう 〙


そう聞こえ、鋼龍(アダマントアイデクセ)は光の粒子となり消えていった。


初のボス戦に勝利した。

8話になります

当て字ルビの打ち方を覚えました。

これからも、もっといい物を書けるよう頑張ります。

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