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転生先が寄生生物(パラサイト)だった  作者: 夢宮海月
寄生生物(パラサイト)生活の始まり
10/124

懐かしき敵との再会

洞窟で1年間頑張った結果、十大魔獣の鋼龍(アダマントアイデクセ)を倒した。

おかげで『土操作』という土属性の魔法が全て使えるスキルを手に入れ更に強くなった。

今、地上に出ても問題はないだろう。ただ

──外にどうやって出よう。

ここは最下層。つまりは地上に出る為には一番下から一番上に行かないといけない。

…正直、しんどい。…『叡智』よ。なんかないか?


"奥に進むとグランネル洞窟の入り口へ転送される”

術式が組まれた装置があります


へぇー、そんな便利なもんがあんのか。

というかこの洞窟の名前、グランネル洞窟っていうのか。初めて知った。

早速行こうと歩く。すると何かが目に入った。


「これは、鱗?」


おそらく鋼龍(アダマントアイデクセ)の鱗だろう。鱗にしてはかなり大きく分厚いが。


「戦利品として頂こう」


俺は鱗を『体内貯蔵』でしまった。

そして進むと扉があった。開けると中には台のようものがあり、乗ればいいのだとすぐわかった。

乗ると下に魔法陣が展開、起動したのだろう。

寄生生物(パラサイト)の1年間の洞窟生活は終わりを迎えた。




「おおー。ちゃんと外に帰ってきた」


まる1年間ぶりの日光は少し眩しい。アニメで徹夜した次の日に外に出た感じだ


「とりあえず前に行った川に行ってみるか」


そうして川に行くなんとなくは道を覚えている為、すぐに川に着いた。

なんとなく水面を覗くと


「……少し大きくなったか?」


少し体が大きくなっていた。前は15cmぐらいだったのに対し今は20cmくらいだ。これも進化のおかげだろうか。と、俺がそんなことを考えていると…


「グァァァァァァァ!!」


咆哮が聞こえた。後ろに下がりながら振り返る。

そこには見覚えのある魔物がいた。


「あれは…俺を食おうとした鳥?」


1年前、俺を食われかけ逃げた敵。あの大きな鳥の魔物がいた。しかもよく見ると、右目は閉じておそらく見えていない。─あれは俺が潰した目だ。


懐かしい敵との再会をはたした。



10話になります。

ついに位か1つ上がりました。これからもよろしくお願いします。

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