表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先が寄生生物(パラサイト)だった  作者: 夢宮海月
寄生生物(パラサイト)生活の始まり
1/116

プロローグ

「寄継、黒板消してくれ」


「あぁ、わかった」


今日もいつも通り1日が進んでいく。

寝て、起きて、学校行って、授業をして、帰って寝て、また起きて。満足しているようなしていないようなそんな毎日。


春野寄継は今年で16歳の高校1年生、高校に入って楽しく同級生と過ごしている。特に不自由のない、アニメ好きの一般人だ。


「なぁ晴人」


「なに、寄継」


寄継がそう呼ぶと、近くにいた髪を少し長く切り揃えた少年が反応した。

高橋晴人。

寄次の友人である彼とは中学の時に出会い、お互いがアニメ好きだったためすぐに意気投合。それから、今の高校に進学し、寄次の一番の友達になった。


「いや、最近平和だと思ってさ。変わったことはないかなって」


「……寄継は世間知らずだね。もう少しニュースでも見たら?」


「え?何かあったっけ?」


何かあったのだろうか。おもいだせない。


「はぁ…ほら、三日前くらいに近くの会社のオフィスで爆弾が仕掛けられたって話。無事見つかったけど爆発してたらあたりもろとも消し飛んでいたらしいよ」


「へぇ、そんなことがあったんだ」


「だからまぁ、平和と言うには少し危ない気がするね」


「お、なんの話してんだ?」


後ろから声がしたので振り返るとそこには、同級生の獅子原友樹がいた。

彼は高校で知り合った友人で、よく3人でつるんでいる。


「爆弾の話か?そんな物騒な話すんなよ。ほら、もうすぐチャイム鳴るぞ」


近くの時計を見るともうすぐ時間だった。


「ホントだ。じゃあ座るか、晴人」


「うん、じゃあまた───────────」


晴人が答えようとした瞬間、激しい爆音が鳴り、眩しい光が襲いかかってきた。


「っ!!」


驚いて振り返ろうとするがもう間に合わず、全身を熱が覆った。


──これは、死ぬ──


何とか自分の体を見るが見慣れた体は黒く焼け焦げていた。

……………意識…が……なくなって…いく


そこで『春野寄継』の意識が途絶えた。





初めて書いた作品です。

よろしければ、ブックマーク、評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ