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終末後の世界を旅しよう!  作者: エント
先ずは異世界を認識しましょう
1/18

はじめの一歩は自分で決めよう(選択肢はない)

見切り発車

「ここはどこだろう?」


風が何の障害もなく吹き抜ける草原で一人の少女が立ち呆けていた。


その少女は大きな黒い瞳を持ち、その髪は長く漆黒の髪が風になびいている。


「一体何でこうなったんだっけ?」


突然の出来事に対してずいぶん冷静に対応している彼女は自身の記憶を振り返ってみた。


朝日愛瑠愛瑠(える)。高校二年生で帰宅部。マンガやライトノベルを読むのが好きな少女である。

この日もいつも通り学校が終わり同じ趣味を持つ友人たちと共に帰っていた。自宅が近くなり友人と別れた後一人で歩いていると前に自分と同じくらいの年頃の男がスマホを見ながら道の脇に立っていた。男の側を通りかかった時突然下から青い光が発生し周りを光が包み込んだと思ったらこの草原に立っていた。


「……うん。これはおそらく異世界召喚と言うものだよね」

異世界召喚の中でも何になるのか考えてみる。


一つ.勇者召喚

二つ.聖女召喚

三つ.巻き込まれ


…おそらく三つ目が正解だろう。勇者とか聖女とか柄でもないし何か力がありそうな感じもしない。神様に会った記憶もない。


「チートもないのかな……」


普通であれば何らかのチートがあるべきではないだろうか?小説のキャラのように桁違いな魔法の才能やアイテムボックス等である。とは言え死んだら発動するとかの能力の可能性もあるが試したいとは思わないしやりたくもない。ならば単に他人の召喚に一般人が巻き込まれたと考えたほうが分かりやすい。最後に見た男とかいかにも怪しい。もしそうなら一発殴ってやろう。


「何をしたら良いのかねぇ」


さてどうしたものかという思いがつい口から出てしまう。

チートもないあるいは目覚めてない状況で動くのは危ない気がするが人の手の入っていないだろう草原にいるのは野生の動物に会う可能性がある。狼や熊が出ても死ぬ自信があるのにドラゴン等出たら瞬で終わりだろう。


「とりあえず太陽のある方向を目印に歩くとしましょう。ここに居ても何も解決しないだろうし」


そうして彼女は人のいる場所を探して歩き出した。























そして朝日愛瑠はグリフォンに出会った。


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