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詩、あるいは詞

青春フィクション

作者: 志賀飛介

青春を軽快なメロディーにのせて

走らせたようなコマーシャルに

思わず僕はチャンネルを変える


マジであり得ないと思う

そんなの見せられてどうしろって言うんだ

僕はどうすればいい?


別に羨んだりはしない

ただ何か、掴めない何かがそこにある気がして


青春なんてクソ食らえだ

恋愛なんかはゴミだ

僕は屑だ

だけど涙だって出るし

笑顔にもなれる

だから大丈夫だ

たぶん大丈夫だ


鮮やかな背景で一夏のことを

切り取ったような映画を見て

僕は何とも言えない気持ちになる


ほんとあり得ないと思う

それを形にするのがいかに罪深いか

誰も分かっちゃいないんだ


何をしたいわけでもない

ただいつも、遠くからそれを見つめていたい


青春なんてクソ食らえだ

恋愛なんかはゴミだ

僕は屑だ

だけど夢だって見るし

理想だってある

だから大丈夫だ

たぶん大丈夫だ


変に緊張させないで欲しい

うつろな気持ちではすぐに流されてしまう

真面目で何が悪い

陰鬱で何が悪い

逃げて何が悪い


青春なんてクソ食らえだ

恋愛なんかはゴミだ

僕は屑だ

僕が一番のクソだ

だけど泣くことがあるし

笑うこともある

だから大丈夫だ

たぶん大丈夫だ

きっと大丈夫だ


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